アラフォー夫婦の『二人目不妊』体験記 一人っ子を大切に育てる人生

日々忍び寄る冬の足音を聞きたくなくて仕方がないJADEです。こんにちは。

一児持ちのアラフォー夫婦。最初の子に恵まれてから15年近くの月日が経ちますが、二人目の子供には縁がないまま、高齢出産の時期にさしかかりました。
 
よく『二人目のお子さんは?』なんて聞かれますが、今後わたし達夫婦に新たな子どもを授かることはないと思っています。
 
実は、わたし達夫婦は『二人目不妊』だということが数年前に判明しました。
 
そんな我が家の歩み方を今日は思い切って投稿していきたいと思います。

一人目出産後に子宮後屈になる

まずは妻であるわたしの話。
 
月経が重くて相談した婦人科で『子宮後屈(後転)』だということを知らされました。
 
子宮後屈とは、普通は前屈している子宮が文字通り後ろにふんぞり返っている状態です。
Medical Note:子宮後転

子宮後屈自体は疾患というわけではないのですが、癒着や他の婦人科疾患も併発している場合にのみ、まれに手術適応になったりするそうです。

わたしの場合、月経過多や重い生理痛、性交痛など思い当たる症状が多々ありましたので、なるほどねと納得。
 
子宮後屈だとお医者さん伝えられた時はお聞きしなかったのですが、後日自分でインターネット検索すると子宮後屈は不妊の一因になるケースがあるとのこと。
 
一人目を授かってからの何年も二人目に恵まれる気配は全くなかったので、これが原因なのかなぁ?とぼんやり考えていました。
 
後日他の用事でかかりつけの婦人科に行った時、『子宮後屈は不妊の原因になりますか?』と先生にお聞きしたところ、『他に疾患があったりすると不妊の原因になり得たりしますが、子宮後屈で妊娠されている方もいるので何とも言えません。』とのお返事。
 
あぁ、良かった〜!!と思ったもののその後もコウノトリは鳴かず飛ばずで数年経過しました。
 
年齢も高齢出産の手前に差し掛かり、二人目を考えるならもう今がギリギリかな~?と思った頃、改めてお医者さんに相談しましたが、『後屈が子宮内膜症などの他の病気によるものなのかを調べないと、それが原因で妊娠しづらいのかはわからない。』『調べる方法は腹腔鏡による検査しかない。』と言われました。
 

正直、そんなに必死に妊娠を望んでいるわけでもなかったこと、また出来る限りあるがままに自然の体で生きたい人なので、意欲的に腹腔鏡検査まではしなくていいという結論に至った私たち夫婦。

結局、もう一歩踏み込んだ検査などはしないままに今日まで過ごしています。

3年前にわかった夫の不妊症

そんなわたしの不妊疑惑を棚上げにしたまま二、三年が過ぎた頃のある朝、夫が深刻な顔をして『病院に行きたいからお金欲しいんだけど…』と話しかけてきました。
 
普段あっけらかんとした性格の夫が真面目な顔して病院に行くというなんて、よっぽどの事情があるということはすぐにわかりました。
 
『睾丸のところにしこりがある』とうつむきながら言う30代前半の夫。
 
その瞬間わたしの頭の中は真っ白に。まさか悪いもの?!と血の気が引いたのを今も鮮明に覚えています。
 
その日のうちに泌尿器科に行った夫から、幸い悪いものではなくしこりは『精索静脈瘤』だったと聞かされました。
 
とりあえず大事には至らないということでホッとするしたのもつかの間、わたしの頭には大きなハテナが。
 
『せいさくじょーみゃくりゅー?』
 
『なんじゃそりゃ?さっぱり聞いたことはないけど、、死んだばーちゃんの足にあったのは…ありゃ下肢静脈瘤か?なんらかのコブなのかな?』
 
と、また例外なくネットで検索。
 
精索静脈瘤の病気がなんたるかもわかる前から、『男性不妊の最もポピュラーな原因』という文字が検索結果にズラズラズラーっと表示され、なんの心構えもないままに夫が不妊症だということを知る羽目になりました。とほほ
 
なんでも精索静脈瘤というのは精巣をとりまく静脈瘤にできるコブで、精巣の血流障害や温度上昇を引き起こし、乏精子症や精子の運動低下につながるそうです。
 
実に二人目不妊の78パーセントがこの精索静脈瘤が原因によるものだと言われていますが、無症状のためになかなか気づかずにおられる方が多いのだとか。実際うちの夫もしこりに触れる以外は痛くも痒くもないみたい。
 
精索静脈瘤は手術が可能で、不妊と言われた人でも手術後に自然懐妊できている人は沢山います
 
ですが、精索静脈瘤は一度なると自然治癒することはなく手術しない限りどんどん進行して行き、果ては精巣の退縮やそれに伴う男性更年期をも招くことも。
 
以下のサイトで丁寧に解説して下さっていますので、もっと詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
かんとうクリニック:精索静脈瘤

ハードルが高すぎる二人目への諦め

とどのつまりは、夫は不妊症ってことです。
 
子供を望むなら手術をしなくてはならないし、彼の問題が解決したとしても、わたしの方にも妊娠できない原因がある可能性も残されています。
 
そこまでのお金と時間をかけてまで子供を持ちたいか?
 
わたしたち夫婦の答えはノーでした。
 
すでにギリギリの生活の中で高額な医療費を支払うことは現実無理ですし、お互いが身体に傷を作ってまで子供を持ちたいかというと、正直その情熱はありません。
 
一人目の子供が生まれてからもう十数年も経過した今から不妊症の治療をして、さらに数年後に子供を持ったところで子供同士が支え合える存在になれるかも疑問です。
 
なんなら上の子供にとって次生まれてくる子供は、支えて引っ張ってやらなければならない子供のような存在になり、言い方は悪いですが『責任を負わなければならない対象』になってしまう。
 
一人っ子がつまらないとかさみしいねという年齢もとうに過ぎた息子は、弟や妹を切望することもありません。
 
将来息子が頼れる家族が少ないということも考えましたが、友人や配偶者、子供など家族以外のところで沢山頼りにできる人を得てもらえばいい。
 
結局そういう様々な理由から、わたしたち夫婦は二人目の子供は持たなくて良いという結論を出しました

刺さらないけれど刺さる時もある『一人っ子はかわいそう』

以前に書いた記事『一人っ子はかわいそう?一人っ子代表として異議を唱える!の中でも書きましたが、世間は一人っ子に手厳しいです。
一人っ子はかわいそう?一人っ子代表として異議を唱える!
例えば、一人っ子の家庭への補助は総じて手薄いですし、少子化が問題になっている現代社会では子沢山を歓迎する風潮になっています。
 
ご近所ママ友さん、親戚なんかも『二人目は?』とか『一人っ子じゃかわいそうだし』なんて仰ったり。
 
本当に酷い人なんかは『わたしは焦って二人産んだのに、呑気でいいね!』とか『わたしは一つ違いで子供が欲しいと思っているのに、一人っ子で良いやとか言ってムカつく』なんて面と向かって言ってきた人もいます。
 
こういう風潮を見ていると、なんだか自分が怠け者のように感じられたりするのは、わたしが卑屈だからなのかなぁ?
 
ほかのお母さんがお子さんを沢山育てている中で、自分だけが一人しか子供を育てないで気ままに過ごしている悪い親のように思えてくることも。
 
わたしはそもそもで何とかして子供が欲しい!っていうタイプでもなく、まぁ授かれば欲しいなぁくらいの人だったのでこういう社会の一人っ子の親への反応にもさほど傷つきゃしませんが、本当に望んで望んで悩んでおられる方にはどんなに辛いか?と想像すると胸が張り裂けそうです。
 
子供を持たない理由は人によって様々ですが、不妊に関しては器質的な問題でどうしようもないし、例えば不妊じゃなくて夫婦の主義とか金銭的な問題だったりとかにしろ、子供の有無や多い少ないは人が口出ししたり社会援助の優劣をつけるべきではないんじゃないのかな?と常々考えています。
 
もちろん、福祉については子供が多いお宅から優先させていくという線引きがなければならないとか、少子化が深刻に叫ばれている中で子供を望む風潮が社会にあることは致し方のないことだと理解はしています。
 
ただ、子供の有無や数はデリケートな問題であるし、いつ何時自分に同じ悩みが降りかかるかもわからないことなのだから『思いやり』の気持ちを持って丁寧に扱わなければならないのでは?と思うのが本音です。
 
自分も一人っ子だったのでこういうことは前々から考えてはいましたが、いざ我が身に不妊がふりかかると、一層強く感じるようになりましたね。

一粒種にたっぷりの愛と手をかけて

 

結局わたし達夫婦は一人っ子を全力で育て上げるという道を選びました。

子供を一人しか持たないことに負い目が全く無いか?と聞かれたら答えはノーです。
 
だからこそその負い目を力に変えて、一人っ子に愛情やお金、時間、手間をたっぷりかけていくしか出来る事は無い。それがわたし達の使命だと思って日々を過ごしています。
 
もしかしたら数年後に『やっぱり無理して治療してでも二人目を持てば良かった』後悔する日が来るかもしれません。
 
将来の自分がどう考えるかは今の時点では分かり得ない事です。
 
でも、その時に『でもわたしたちはあの頃出来ることの全てを一人の子に注ぎ込んできた』ということだけは胸を張って言える様に、全身全霊で子育てしているつもりではあります。(あくまでつもりね、つもり)
 
わたしは二人目不妊夫婦ですが、先にも書いた通り二人目を熱望して悩んで悩んでいたわけではありません。
 
それ故、二人目不妊ですごく悩んでいたり苦しんでおられる方々の気持ちをわかり得ることはできないのは十分に理解しています。
 
ただひとつだけ言えることは、子供が一人だろうが複数だろうが、間違いなくその愛情の大きさに変わりはないし、親として優れているとか劣るは絶対にないということです。
 
一人っ子の親だから気楽とか、駄目とかそんなことはないとだけは断言できます。
 
形は違えど同じだけ親として努力しているのです。
 
それは、ご本人もご家族も、ご近所さんも、遠い親戚も、地域の人、社会、世界中の人が十二分に理解すべきことです。

まとめ

まとめになってからこの話をするのも何ですが、この記事を書こうと思ったきっかけは友達からの相談でした。
 
彼女は早い段階から二人目不妊がわかり必死に努力してきたものの、その苦悩とは裏腹に結願することなく何年も過ごしてきました。
 
そんな彼女は同じ二人目不妊なのに呑気にしているわたしを見て『わたし周りの言うことを気にやんだり、悩んで自分を責めたりするんだ。ねぇ、どうしたらJADEの様に気楽に構えられるか教えて』と言ってきたのです。
 
わたしはそもそもで彼女と同じ程二人目不妊を悩んでいなかったし、周りの言うことなどわりと馬耳東風です。
 
でも、悩んでいる彼女のような人には、世間の目や人が何気なく言った一言は大きな矢となって突き刺さる
 
努力と苦悩の数だけ、自責の念や負い目も大きいのです。
 
きっと世の中には、わたしの友人のように二人目不妊であることを猛烈に悩み苦しんでいる人は沢山いるはずです。
 
そういう人の苦悩を周りの人はちょっとだけ想像力を使って分かち合ってほしい
 
そして、わたしみたいな人間が言えた立場にはないことは重々理解しつつも、苦しんでいるご本人はもっと自分のしていることに自信を持ってほしい、、
 
そんな気持ちを込めながら記事を書かせて頂きました。
 
いっちばん大事なのは家族が健康で幸せであるということ。
 
きっとわたしたちが生きていく中で苦しいことや悩み事はいっぱいあると思います。
 
でも、お互いこのことを忘れずに自分なりの最善を歩んで行きましょう。
 
お読みいただきありがとうございました。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください