夫のアトピー改善シリーズ vol.3 ビタミンD編 〜太陽光に当たるべし〜

 

アトピーを自力で克服した『夫のアトピー改善シリーズ』

シリーズ第三弾目となる今回はアトピーとビタミンDの関連性に焦点を当てながら、夫のアトピーを改善させるためにしたことの経験談を語っていきます。

同シリーズの他の記事はこちら↓

 
よければ、併せてお読みいただけたらと思います。
 

アレルギーやアトピーとビタミンDは密接に関係している

栄養療法でも注目されるビタミンD

 

そもそも何でビタミンDにたどり着いた?のかという話から書かせてもらうと、きっかけはわたしが体調不良を改善させたくて通っていた(オーソモレキュラー)栄養療法の病院。
 
わたしはアレルギーやアトピーではないので、それ目的ではなかったのですが、たまたま病院でビタミンDの重要性について知ることとなりました
 
オーソモレキュラーの病院では、患者さんの栄養素の不足を見て、足りない栄養素を補うことで病気の改善を図るという治療が行われています。
 

オーソモレキュラーについての経験談は以下の記事でも触れているので、気になる方はご覧下さい。

 
 
栄養療法ではビタミンDが身体を健康に保つ大切なビタミンということに注目し、患者さんの身体に十分なビタミンDがあるかどうかを必ず調べます。
 

わたしも検査していただきましたが、血中ビタミンD濃度が大変低く、お医者さんからサプリメントのビタミンDを摂るようにと勧められました。

このサプリメントの飲み方を指導してくれた看護婦さんが『ビタミンDは免疫に非常に関係してるからね。わたしはアトピーだからビタミンDガンガン身体に入れてるよ』って仰られたんです。

なに!?ビタミンDってアトピーに関係あるの!?
 
目の前にいる看護婦さんは全くアトピーに見えないんですよね。お肌ツルツル!言われなかったら気づきもしなかった。
 
色々お聞きすると、看護婦さんは長年アトピーに悩まされておられたようですが、栄養療法の病院で働き始め、自分も栄養療法をやってみたらすっかり改善されたんだとか。
 
目の前でビタミンDの効果を見せつけられたわたしは、それからビタミンD関連の書籍を読み漁りまくりました。

ビタミンDは全身機能を正しく働かせるには不可欠

 

昔はビタミンDは骨粗鬆症との関連性くらいしか注視されていなかったようですが、近年免疫や脳、全身の内臓機能に大変重要な関係がある

ということがわかってきました。

ビタミンDの役割

✔️ カルシウムの恒常性の維持(骨量の維持)

✔️ ホルモンに似た働きをし、遺伝子の働きに影響を与える

✔️ 免疫システムを調整する作用がある

✔️ 細胞の分化、分裂、増殖を調整する働きがある

✔️ 血糖調整やホルモン生産(インスリンなど)に深い関わりがある

✔️ 脳内でもビタミンDが働く。ビタミンD欠乏とうつ症状の関連性が示唆されている

 
などなど、ビタミンDはわたしたちの身体を機能させるのに大きな関わりがあるのです。

ビタミンDが不足すると種々の疾患リスクが増える

 

身体にとって大切なビタミンD。もちろん不足してくると全身の機能に影響が出てきます

 
血中25-OHビタミンD濃度に応じてリスクが増減するとされる疾患

骨粗鬆症、うつ、統合失調症、自己免疫疾患、アレルギー疾患、糖尿病、腰痛などの様々な疾患、心筋梗塞、高血圧、乳がんをはじめとした固形ガン 他

 
上記に紹介した疾患はごくごく一部ですが、たったこれだけでも多くの病気に関連しているということがわかります。
 
もちろんアトピーやアレルギーもビタミンDに強く関係する疾患の一つ。血中濃度が減少すると、アレルギー疾患の発症リスクが上がるそうです
 

アトピーに限らず、時に命を脅かす重要な病であるガン、心筋梗塞など、現代人にとって決して縁遠いとは言えない病気と、ビタミンDは深く結びついています。

ビタミンDは自分の体の中で生産することができる

血中ビタミンD濃度を上げたければ太陽光に当たれ

 

身体のためにはビタミンDを沢山摂取すればいいんだね?でも、ビタミンDって一体何から摂ったらいいの?サプリとか?とお思いの方もおられるかもしれません。

 
実はビタミンDはわざわざお金を出してサプリを買わなくても、わたしたちの身体で自動生成してくれます
 
但し、その自動生成には『紫外線』が必要になってきます。
 
ビタミンDが身体の中で作られるメカニズムは以下の通り。

 

皮膚に紫外線が当たる
               ↓
皮膚下にあるコレステロールが材料になり、ビタミンDの前駆物質ができる
              ↓
血中に入った前駆物質が肝臓と腎臓で活性化されて活性型のビタミンDになる
 
一度体内で生成されたビタミンDは結構長い期間体内に保存され、20日ほどで半減期を迎えます。
 
ちなみに、一日に必要なビタミンDを生成しようとする場合、夏は大体5分前後、冬は地域によって8分〜1時間以上(沖縄と北海道)毎日日光浴をする必要があります
 
地域によって異なりますが、四季の移り変わりが大きい日本では、冬はビタミンDが生成しづらい環境にあるといえるでしょう。
 
特に雪が多い東北や北海道などは、十分なビタミンD生成が出来ない日が多いのです。

食べ物からもビタミンDは摂れる

 

日照が少ない冬や北の地方はビタミンD摂取が出来ないのか?というと、そうではありません。

 
食品の中にもビタミンDが豊富に含まれているものがあります
 
乾燥のきくらげ干し椎茸、天日干しされたシラスイワシ、さけ、煮干しなどにはビタミンDが多く含まれています。
 
 
十分に陽に当たることができない冬は、これらの食品を積極的に摂るようにして、うまく体内のビタミンDを維持すると良いかと思います。
 

現代人はとかくビタミンD不足

 

現代人の40パーセント以上がビタミンD不足だと言われています。

特に子供のビタミンD欠乏は年々増加の一途をたどっているそうですが、その背景には過剰な日焼け防止思考が関係しているようです。
 
アラフォーのわたしや夫が子供の頃は、子供に日焼け止めを塗るなんて話は殆ど聞きませんでした。
 
しかし、オゾン層の破壊による紫外線の有害性が重要視される現代では、子供から大人、果てはお年寄りまでもが、紫外線から皮膚を守ろうと日焼け止めを塗ったり、防止をかぶったり、夏でも長袖を着たりしています。
 
性能の良いUV対策商品が沢山に開発され、昔に比べて効果的な紫外線対策が手軽にできるようになりました。
 
また、現代人の暮らしは戦前戦後に比べ圧倒的に太陽光に当たらないものへと変化。
 
知的で高度な現代社会では、ホワイトカラー族が増え、外での活動をする人が如実に減っています。
 
更に、地球温暖化による異常気象で毎年夏は熱中症が多発しているために、人々はエアコンの効いた部屋で体調管理をする必要もあります。
 
こういった時代背景が、ビタミンD不足の深刻化を招いているのは当然といえば当然の流れ。
 
私たちの暮らしは、かつてよりも太陽の光から切り離され続けているのです。
 
しかし、ビタミンD不足の人が増えるのと比例するように、アトピーやアレルギー、ガン、心臓疾患なども増え続けているということは無視できない数値です。(これらの疾患が増えた原因の全てがビタミンD不足というわけではないでしょうが)
 
もちろん、過剰な日焼けをする必要はありません。
 
ですか、少しの外出や外遊び、散歩、公園でのランチなど、普段の生活の中のほんの数分から数時間屋外で浴びる紫外線は過剰に避けることはせず、むしろ積極的に太陽光に当たるくらいでも良いんじゃないかな?と思います。

アトピーでも太陽光に当たる夫

 

ビタミンDの重要性を知ったわたしは、夫に『太陽の光にガンガン当たれ』と命じました。

 
アトピーの患者さんにとって『紫外線は皮膚刺激になる』という考えがポピュラーですが、全く逆の行動を取らせました。
 
汗や日光を最初は嫌がっていた夫も、なぜ太陽に当たるべきなのかという理由に納得して、積極的に太陽光に当たるように。
 
すると不思議なことに夏の間はアトピーがぐっとよくなり、冬に向かうにつれ症状が出るというパターンになりました。
 
これはアトピーを克服した今も同じで、日照が少ない時期になると乾燥や軽い痒みなどの皮膚トラブルに悩まされています。
 
このバイオリズム?は全てが一概にビタミンDによるものとも言えないでしょうが、少なくとも日光に当たったからといってアトピー自体が着々と悪化するわけではなかったことは確かです。
 
皮膚症状が酷くて太陽光の刺激でも痒みが増す患者さんもおられるかもしれません。
 
そういう時は無理にとは言いません。手のひらや足の裏なんかを少しずつ日差しに触れるようにするだけでも構わないと思います。
 
そして、太陽の光に当たる行為そのものは決して害ばかりではないということを頭の端っこに入れておけば、日に当たることへの不安が減るんじゃないかな?と思います。(うちの夫がそうだった)

冬の間はサプリメントを飲む

 

うちの夫は冬の間だけ、ビタミンDのサプリメントを摂っていました。(いまもたまに)

 
我が家は雪深い東北地方の山の中にあり、冬の間はかなり悪天候が続きます。
 
外はマイナス何度にもなる為、どうしても顔以外の皮膚を外に出さなくなる。
 
こんな感じでどーしてもビタミンDが不足してしまいます。
 
一度夫の血中ビタミンD濃度を測ってもらったことがありますが、かなり積極的に太陽光に当たっている夏でも30ng/ml程度という数値でした。
 

夏頑張ってこれなんだから、冬はどうしても下がってしまいます。

アトピーが改善し始めた頃、本人は冬が近づくと『ビタミンDの不足でアトピーの再燃が起こったらどうしよう』ととても不安がっていました。

 
そんなわけで、夫の希望もあり暫くの間は冬だけビタミンDのサプリメントを飲むようにしました。

 

まとめ

 

この記事ではビタミンDとアトピーに焦点を絞っていましたが、先述の通りビタミンDが防ぐ&ビタミンDの不足でリスクが上がる疾患というのは多数あります。

 
わたしはビタミンDについて学んで以来、もしかすると現代人が苦しむ多くの病気は、本来の人間のあるべき姿や暮らしからかけ離れた現代文明が産み出したものなんじゃないかな?と考え始めました。
 
私たち人間は、原始人時代から外で暮らす生き物だったはずです。
 
田畑を耕し、生き物を捕まえて、外の焚き火で調理して食べる、そんな暮らしをしていた。
 
日が昇ってから沈むまで、現代人のように紫外線を避けて、日焼けが害だと叫んでいた先人は居なかったでしょう。
 
人間の生活と太陽は常に共にあり続けた歴史は、まぎれもない事実です。
 
そういう人間がもともと備えていた習性や暮らし方が、現代にはどれほど残っているのでしょうか?
 
科学技術の進歩、豊かな食事などわたしたちの暮らしは数千年、数百年、いや数十年前から比べると色々な意味で進化しています。
 
これからもきっと文明は進化し続けるでしょう。
 
でも、そういう進歩のお陰で見つかった『ビタミンDの重要性』は、わたしたちの銀河にとって母なる存在の太陽が鍵なのです。
 
原点回帰という言葉が今頭にふわっと浮かんできましたが、アトピーやアレルギー、ガン、免疫疾患などどんな病気も、現代人だからこそ見失ってしまったものを見直す事が解決の糸口になるのかもしれません。
 
何だか話が大きくそれてしまいましたが、ビタミンDは人間の身体を適切な状態に保つ大切な物質です。
 
アトピーをだけでなくわたしたちを苦しめる疾患は、色々な要因が複雑に絡み合って発症するものです。
 
ビタミンDだけ気をつければすぐに治るというわけではないでしょうが、病気克服のためのパズルの重要なピースであることは間違いないと思います。
 
太陽の光を浴びるなんていうのは、お金もかからずに今日からできることです。
 
アトピー患者さんに限らず、ご家族、恋人のみなさんも、是非この『日光浴健康法』を習慣化してみてください。

 

 

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