危険? 安全? 少食・断食体験談~わたしにもたらした後遺症~

色んな食事健康法を試してことごとく敗れてきたアラフォーJADEです。こんにちは。
 

これまで糖質制限や菜食など様々な食事療法で大失敗してきた体験談を書いてきました。↓

 
 
今日も同シリーズ『断食・少食編』
 
いや〜、断食・少食も正直かなり痛い目にあいました。
 
断食や少食を善としていた時代はもう6~5年も前ですが、最近までその後遺症に苦しんでいたほどです。
 
個人的な経験ではありますが、失ったものがとても大きかった。
 
だから、今は絶対に断食はしません。食を抜くなど言語道断と思っています。
 
というわけで、今回はこんなわたしに何が起こったのか?
 
わたしの断食・少食失敗談をサクッと書き綴っていきたいと思います。

少食・断食ブームに乗っかった

 

 

わたしが食べないことを良しとしていたのは、ちょうど南雲吉則先生の『ごぼう茶』や石原結實先生の『プチ断食』が流行していた時期でした。

 
その頃ちょうど断食・少食ブームだった(とわたしは認識している)ため、本屋さんにはこの手の本が平積みにズラーっと並んでいました。
 
断食を知ったきっかけもその本の一冊。石原結實先生の書籍。
 
体を温めることの重要性や断食の医学的な効果が書かれていて、目から鱗だったわたしはすぐに『断食・少食善説』のとりこになりました。
 
ちょうど産後の様々な不調に悩まされていて、いつもどこかに体調不良を抱えていた時期でした。
 
だから、自分の不調の原因は冷えと食べすぎだったのか!と本を読みながら武者震いしたのを思い出します。

 

本を参考にしながら断食スタート

 

 

わたしが断食に挑戦しようと思ったのはこの本を読んだタイミングでした。

書籍の中では東洋医学に基づいた考えや、断食・少食による健康効果が丁寧に紹介されています。ものすごくざっとまとめると

<断食・少食による健康効果>

✔長寿
✔老化防止
✔免疫力が働く
✔心臓病や炎症性疾患を改善
✔排泄がよくなる
✔頭脳明晰になる
✔ストレス耐性ができる

こんな感じの内容が、医学的なエビデンスや著者の石原先生が診た患者さんの経験談を用いながら詳しく紹介されています。

石原先生がこれまで診てこられて改善された患者さんの話の数の多さにびっくり。自分も続けば元気になれるかも!!!と希望を抱きました。

著者の石原先生が勧める断食・少食の入門編は

朝食…食べない or お茶に梅干 or 黒砂糖入り生姜紅茶 or りんご人参ジュース

昼食…そば or 具だくさんのうどん or ピザやパスタ or ご飯や弁当なら腹八分目

夕飯…和食を中心に食べ過ぎなければ何でも良い

というもの。

最初は無理なく始めて、慣れてきたら徐々に食べない時間を増やしたり、丸一日食べない日を作ったりするようにしていきましょう…といった内容が書かれていました。

『断食って案外簡単なんだなぁ~』と思ったわたしは、翌日から本に書かれたことを実践。

最初は朝ごはん抜き(ジュースや紅茶だけ)から始め、お昼も少なめに、夜もヘルシーな和食を腹八分目と…徐々に食べる量を減らしていきました。

断食を始めてみるみる痩せた

 
 
断食を始めるとすぐに、体重が減っていきました
 
正直それまでもそんなにオーバーウエイトではなくて、かなり痩せていたのですが、それ以上に痩せました。
 
157センチで46キロだった体重があっという間に42キロ前後まで落ちました
 
それまで三食キチンと食べていたのですから、断食で摂取カロリーががっくりと減って痩せるのは当然のことです。
 
周りからは『すごく痩せたけど大丈夫?』とか『やつれてる』とか言われるようになりました。
 
にこっと笑うと顔は皺だらけ。お世辞にも若々しいとは言えないものすごく老けた20代でした。
 
病院で健康診断を受けたりすると、血液検査の結果を診た先生から『ちゃんと食べてるのか!?もっと食え!』と言われてしまうくらいにどの数値もすごく低かったし。
 
今考えると栄養が足りていないんだな~…と思いますが、その当時は小食健康法を全く疑っていなかったので、これで良いんだ!自分は正しいことをしている!という自信がありました。
 
その頃断食は、朝食抜き+昼食もごく軽めに、更に夕食も以前に比べるとかなり少ない量の和食という段階に移行していました。
 
だから、痩せていくのは当たり前でしたね。最終的には40キロまで落ちたところで体重は横ばいになって行きました。

 

味覚が鈍くなり、空腹感を感じることができなくなった

 
少食・断食生活を始めてから数ヶ月経った頃から、ものを美味しいと思って食べられなくなりました
 
何を食べても味がぼやーっとしたように感じられ、以前ほど食べ物を食べる楽しみがなくなりました。
 
砂を噛むような感じ…という日本語が一番近いかな?言葉ではうまく説明できないのですが、繊細に舌が味をキャッチできなくなりました。
 
たから、甘さや辛さ、しょっぱさなど味にメリハリのあるものばかり食べてましたね。
 
何食べても美味しくないんだもん。
 
更に、一番困ったのは空腹感が全くなくなってしまったこと。
 
『お腹減ったなぁ~』という感覚が消え失せ、いくらでも食べないでいられる状態になりました。
 
朝食べず、昼も殆ど口にしないのに、夜も全くお腹が減らない…そんな状態にかなり悩んでいました。
 
食べない時間が長くなればお腹が減るかな?と思い、どんどん食べなくなりますが一向にお腹が減りません。
 
これ、後から知ったのですが『摂食障害』の症状なんだそうです。食欲を司る中枢神経の働きが障害を起こしてしまった状態。
 
✔今日の臨床サポート:摂食障害
自分が摂食障害であったということは何年も後にお医者さんに指摘されたのですが、まさか少食・断食で摂食障害になっていたなどはつゆも思わず…知ったときはかなりショックでした。

結局、少食・断食生活は一年足らずで辞めたのですが、この味覚が衰えた?という現象と、空腹感がないという症状は去年位までずっと治らずにいました。

ここ一年くらいでやっとお腹が減る感覚が戻ってきました。長かった…

たった一年の少食・断食なのに、辞めたあとも何年もその後遺症に悩まされたということになります。

医師の監督のもと正しく行うべき?

 
これをご覧になられている方の中には『わたしは断食やっていても何の問題もない』と思われる方が沢山いらっしゃるかと思います。
 
実際断食をされていたヨガ仲間から『素人が本を見て見よう見まねでやるから起こったことだ。ちゃんとした断食施設や医師監修の道場に行けば問題はなかったはず』と言われたことがあります。
 
でもさ、『きちんとした監修のもとで行えば安全=素人が見よう見まねでやってはいけない』のなら、何故お医者さんは誰もが簡単に手にとって真似のできる書籍で断食について書いているの?
 
と思ってしまいますね。
 
本屋にずらーっと並んだ断食・少食法の本。多分全国の書店、どこでも展開しているでしょう。手にとった誰でもが簡単にできるとしてやり方を紹介しているのです。
 
なのに、遠路はるばる何万もかけて、何ヶ月~何年も順番待ちするような断食施設に行かずに断食したことが、間違いの原因だったと言われても…
 
素人が本を見て真似しては危険なことなら、本に書いて大量に販売してもいいのかな?
 
と、頭にハテナマークが点灯してしまいました。
 

どんなことにも合う合わないがある

 
断食をやめた後数年たって、全然違ったオーソモレキュラーという栄養療法の病院に通っていた時期がありました。
 
そこはタンパク質、鉄分、ビタミン、ミネラルがっつり摂りましょう主義の考えで、食べないなんていう考えは以ての外!!!!という感じでした。
 
担当のお医者さんと『断食』や『菜食』など、わたしが失敗した様々な食事法についてお話をした時にこんなことを言われました。
 
わたし(お医者さん)としては断食や菜食は反対だけれど、菜食や断食で成功している人がいるのは事実。

痩せている太っている、腸内細菌の種類、遺伝的な体質などいろんな要素が絡み合って、たまたまその人にフィットしたから成功しているんだと思う。

一人が成功したから全ての人に当てはまるわけではないし、一度成功して痩せたり体調が良くなったからといって、次も同じことが起こるとはいえない

食べすぎオーバーウェイトの人が断食をして痩せて健康になったとしても、ずっと続けていたら栄養失調になってしまうのは目に見えている。

こんなご意見をいただきました。

結局、この病院で指導されていた糖質制限も体質に合わずに終わったのですが、それでも今はわたしはこの先生と同じ考えです。

誰かに合うから、誰かも同じようにそれが適しているなんてことはありません。

人気のお医者さんが言っているから、ベストセラーだから、本になってるくらいなんだから間違いないとかいう考えで(わたしがそうだった)、安心しきってしまうのは大変危険だなという経験になりました。

これは、断食に限らず、菜食でも、肉食でも、どんなことでも共通して言えることだと思います。

おわりに

 
少食・断食の経験を経てわたしは、『身体を正しく機能させるにはきちんと食べることが必要だ』という真逆の考え方にたどり着きました。
 
少食を推奨するお医者さんなんかから見ると、わたしは典型的な失敗&間違った人なのかもしれませんね。
 
でも、起こってしまったことはわたしにとっては現実、事実で、それは変えることはできません。
 
断食や少食に興味を持ち、それを始めたのは自分の決断です。
 
例え、身体を壊し苦しんだとしても、自分が冷静な目で見れなかったのが悪いんだな~としか思いません。
 
この経験がなかったら、わたしはきっと今も極端な食養法に走りすぎる傾向を変えることはできなかったでしょう。
 
だから、あれはあれで必要な経験だったと思っています。
 
今回この記事を書いたのは、万一昔の私と同じような状態で苦しんでいる人がおられたら、わずかばかりでも自分の体験が人の足しになるかもしれない…と思ったからです。
 
自分の体のことを一番わかっているのは自分です。苦しいとか、おかしいとか、そういう異変を一番最初に繊細にキャッチできるのは他でもない自分自身なのです。
 
どんな食事法、健康法、スポーツ、何でもそうですが、どんな時も一歩引いた目で冷静に判断できる頭を持ちながら実践していく必要があると思います。
 
もし心や体が異変を伝え始めたら…周りの人が『ちょっと大丈夫?』という声をかけてきてくれたら…
 
今、自分がしていることが自分にとって本当に心地の良いことなのか?を一瞬立ち止まって考えてみる必要がありますね。
 
わたしもかなり偏った考えに陥り易いタイプなので、このことを忘れないようにしながら過ごしていかなきゃ!!!と痛感しています。
 
長くお読みいただきありがとうございました。

 

 

1 COMMENT

Unknown

菜食止めた記事とこちらの記事読ませていただき、今体調が悪い原因がわかった気がしました!ナチュラルハイジーンを1ヶ月と少しやっていて最近絶不調でした。やはり栄養不足ですね。自分の体に何が必要かは自分にしか分からない。。食事法見直してバランスとっていきたいと思います。ありがとうございました。

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