痩せたい痩せたい、全然痩せない…。年々痩せることが難しくなり、若き日の激やせしていた自分はどこに?な感じのアラフォーJADEです。こんにちは。
『ダイエットといえば糖質制限』と誰もが思い浮かべるほど、糖質制限が近年かなりポピュラーになりましたね。
わたしは数年前にダイエット目的ではない理由で糖質制限をしていました。期間にすると数週間です。
が!!!著しく体調を崩して大変危険な状態になった…という大変な経験をしました。
そんな大事になってまで糖質制限をしたのにも関わらず、痩せもしておりません。泣
むしろ太りました。ガーン…
今日は糖質制限でわたしの身に起こったことを赤裸々に語っていきたいと思います。
糖質制限で体調不良に悩まれている方などは、自分のケースと比較しながらちょっぴり参考にしていただければ幸いです。
この記事のもくじ
お医者さんの指導のもと糖質制限を始める

数年前に病気を発症したことをきっかけに『オーソモレキュラー』という栄養療法を指導する病院に通いはじめました。
薬では改善することができなかった症状でも栄養療法をして治っている人が沢山居るとの噂を聞いて、遠路はるばる2時間かけて県外の専門病院に通っていました。
オーソモレキュラーの栄養療法は大きく分けると二つ。
一つは自分の血液検査の結果を参考にしながら不足している栄養素をサプリメントなどで補ってやること。(タンパク質やミネラル、ビタミン類など)
もう一つは糖質制限の食事指導です。
というわけで、わたしはきちんとしたお医者さん指導の元、本格的な糖質制限を行っていました。
病院で指導されていた糖質制限はとてもストイックなもので、お菓子やパン、ごはんなどの炭水化物はもちろん、カボチャなどの甘みのあるような野菜もNG!
基本的にはタンパク質と野菜、海藻類などのみで、糖質を多く含むものは完全に除去するようにとのことでした。
『ごはん食べてもいいけれど、一週間に一口までね』なんていう恐ろしく厳しい指導。
それまで甘いものやパン、麺類が大好きだったわたしからすると地獄のような生活でしたが、『病気を治すためにも糖質制限が必要だ』とお医者さんに言われたので、病院の指導の通りに一生懸命頑張っておりました。
糖質制限を始めてすぐに異変が起き始める

頑張って数週間続けるも依然体調不良で体重が5キロ増える

地元の病院で低血糖を指摘されて即糖質制限禁止に

糖質制限をすると危険な体質があることを知る

糖質制限のメカニズム
このため、体脂肪がどんどん減っていきます。糖質さえ取らなければ、幾ら食べても痩せるという現象はこのメカニズムによって引き起こされます。
これを利用したダイエットが『糖質制限ダイエット』
今や多くの人がダイエット方法として取り入れています。
なぜ私は体調が悪くなったのか?

わたしの場合は幸い病的な代謝異常ではなかったのですが、実はこの長鎖脂肪酸代謝異常症だと分からずに生きているであろう人が沢山いるのではないか?という話を医療機関で聞きました。
長鎖脂肪酸代謝異常症の方は、無症状な人もとても多いそうです。
昔みたいな食糧難などがない現代では、常に糖質がコンスタントに摂れるため、代謝異常があっても症状が出ることが少ないんだとか。
以前、糖質制限と激しい運動を並行して行っていた若い女性が、突然急死したというニュースを見ました。彼女もこの長鎖脂肪酸代謝異常だったということですが、本人はずっと気づかずに生活していた様です。(を貼ろうと思いましたが、残念ながらニュース記事を見つけることができませんでした。)
自分の経験を通して思うこと

全ての人に当てはまるわけではありませんが、『糖質制限で危険に陥る特異体質の人が居る』ということは糖質制限を行う前にしっかりと知っておくべきだと思います。
そして、糖質制限をして少しでも異常があった場合は、すぐに知識があるお医者さんに相談することも大事だと思います。
糖質制限の利点やダイエット効果ばかりがひとり歩きしていて、こういう希少なケースについては全く触れていない書籍・WEB情報がとにかく多い。
誰もが簡単に糖質制限を始められる一方、知らず知らずの間にリスクにさらされる危険もあるのです。
少し話は前後してしまうのですが、実は最初に行った糖質制限指導の病院で、すでにわたしが『糖質制限に向かないタイプ』だということがわかる特殊な検査をしていました。
当の先生の勧めで、自分の体質や腸内環境、ビタミンの代謝、脳内の伝達物質など様々なことがわかる最先端の検査を受けていて、その検査項目の中にしっかりと脂肪代謝が普通の人より苦手な体質だということは示されていたんです。
しかし、先生はその結果を軽視していました。
とにかく糖質制限は効果があるとか、糖質制限はみんなやっているけど問題ないという理由だけで、目の前にあるわたしの個性を無視して厳しい食事制限を指導しました。
そして、具合が悪くなった。専門家の指導下で行っていても、こういう落とし穴を見抜けない場合があるのです。
おじいちゃん先生の診断の後、とある専門病院で自分の体質を知ったと先述しましたが、その専門病院の先生がわたしの体質を見極める材料に使ったものは、先ほど出てきた『最初の病院でした最先端検査の結果』でした。
同じ検査結果を見て、専門知識のある先生はちゃんと原因を見つけてくれたのです。
最初にわたしに糖質制限を勧めたお医者さんを非難する気は毛頭ありません。
医者は万能じゃないとおじいちゃん先生も言っていましたが、誰もが間違いや経験不足をするのです。仕方ない。
結局何が言いたいのか?というと、やはり自分の体感や直感は大事にしたほうがいいということ。
医者が、本が、ネットが言うんだから間違いないはず!という頭での考え方じゃなくて、自分の体がどう反応しているか?を一番大事にしなきゃならないと思います。
これは、糖質制限に限らずどんなことでも、とても大切なことです。
自分の身体の一番の理解者は自分だということを絶対に忘れてはいけない。これはわたしが糖質制限を通して最も学んだ教訓です。
最近疑問視されている糖質制限の危険性

少し前に『糖質制限は老化を早めることがわかった』という内容を大々的にニュースで報道しているのを見ました。
東北大学の大学院で行われたマウスの実験から、『炭水化物を減らした食事を長期間続けると、老化が早く進み寿命が短くなる』という結果が得られたということです。
このニュースは大きく世間を騒がせ、糖質制限推奨派の医師からは反発の声が続々挙がっています。
これまでも、心臓疾患や脳疾患のリスクなどを危険視する意見がちょこちょこ聞こるなど、他分野の医師からは大なり小なり疑問視する声があがっていたりもしました。
いかなる意見に対しても、糖質制限推奨派のお医者さんたちは『やり方さえ間違えなければ糖質制限は安全で有効』という反論をする。
結局『糖質制限は安全なのか?危険なのか?』という論争の結論ははっきりしていません。
どの主張を支持するかはわたしたちのの決断に任されるものでしかないのです。
糖質制限がいい、菜食主義だ、少食断食、洋食が長生きする…こんな食事療法論争が世間にはゴロゴロ転がっています。
そのどれもが主張を正しいと良い、相反する主張を『科学的根拠に乏しい』と非難します。そして、自らの主張を裏付けるエビデンスを見せてきます。
でも、なぜか反対意見にも科学的な裏付けが存在する。
結局、何が正しくて何が間違っているのかが全くわからない。
そういう健康情報過多の世の中で、一番大事なことは情報の受け取り手が『自分の身体の声をしっかりと聞くこと』なんじゃないかなと思います。
まとめ

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