夫のアトピー改善シリーズvol.4 牛乳・乳製品断ち編

アトピーを克服した夫の体験記を記す『夫のアトピー改善シリーズ』。

前回の『夫のアトピー改善シリーズ vol.3 ビタミンD編 〜太陽光に当たるべし〜』を書いてからしばらく間が空いてしまいました。
 
今日は久々のシリーズ第4弾『牛乳・乳製品断ち編』
 
タイトル通り、牛乳や乳製品を摂らない生活にしたというお話です。
 
うちの夫、というか我が家は乳製品を摂らないようになってから久しいです。
 
正確に言うと、乳製品の全てを摂らない訳ではなくて、その製品の素となる乳を出す牛が、どんなものを食べさせられているかや飼育された環境に気を払って、これなら!と思うものだけ、ごくごくたまーに体に入れています。
 
昔は毎日朝晩牛乳飲んで、大好きなチーズや生クリームのお菓子なんかも沢山食べていましたが、その頃に比べると頻度はかなり少ないです。
 
『え?カルシウムは?』と良く驚かれるのですが、牛乳ガブガブ飲む代わりに、小魚や海藻、小松菜などをがっつり食べてカルシウム摂取対策をしています。
 
そんなこんなの牛乳・乳製品断ち一体どんな経緯で、どんな理由で始めたのか?をこの記事では書いていきたいと思います。
 
過去のシリーズと併せてお読みいただければ幸いです。

 

きっかけは遅発性フードアレルギー検査

 
シリーズ一番最初の記事『夫のアトピー改善シリーズ vol.1  遅発性フードアレルギー編』で、うちの夫が遅発性フードアレルギー検査を受けたことは書きました。

まだお読みになられていない方や、遅発性フードアレルギーって何?という疑問をお持ちの方は、先にそちらをお読みになられてから読みすすめていただいた方が、この記事の内容がわかりやすくなると思います。

 
遅発性フードアレルギー検査の結果、うちの夫には幾つか高レベルの遅発性フードアレルギーがあることが判明。

その一つがカゼイン、チーズ、牛乳などを含む『乳製品』でした。

乳製品を摂取すると、時間が経った後にアレルギー症状がでるというわけです。

その頃はアトピーがひどかったので、体感を少しでもよくするために高アレルギー反応が出た食品は除去することに。

腸内環境を改善してリーキーガットが改善するまでは、極力摂取しないという生活を始めました。(リーキーガットについても、前述のvol.1の記事で詳しく触れています)

牛乳や乳製品に含まれるカゼインが腸を痛める

 
 
 
最初は『腸内やアトピー症状が改善されたらまた摂ればいい』と思っていた乳製品。
 
ところが、しばらくしてその考えを改めました。
 
リーキーガット症候群について学んでいくうちに、牛乳や乳製品に含まれるカゼイン自体がリーキーガットを引き起こす原因になりうるということを知ったからです。
 
少し話はそれますが、近年グルテンフリーという言葉が注目され、今では多くの人がグルテンフリーの生活を実施していらっしゃいます。
 
これは、小麦に含まれるグルテンが小腸の粘膜に炎症を起こし、アレルギーを含む多くの体調不良を引き起こすということが近年明らかになったからです。
 
実は乳製品に含まれるカゼインでも同じ現象が起こるんですね。
小腸を痛めて、結果リーキーガット症候群を引き起こし、アトピーをはじめとする疾患に結びついていくことになります。
 
但し、腸に炎症を引き起こしアレルギーやアトピーを引き起こすものは、カゼインやグルテンだけではありません。
 
砂糖、添加物、カフェイン、農薬、化学合成された薬など他にも様々ありますので、カゼインをやめたら、グルテンをやめたら、すぐに種々の体調不良があっという間に改善するか?というとそういうわけではなく、長い目で見てあらゆる角度から腸に優しい生活をしていく必要はあります。
 
うちの夫の話に戻りますが、先程も書いたとおり、勿論彼の食生活からはアレルギー源である乳製品(カゼインを含む)の除去をしました。
 
遅発性アレルギーがあったので、勿論やめれば体感はよくなります。
 
ですが、腸壁が薄くなり食べ物や有害毒素が漏れ出している腸の状態(根本の原因)を改善してやらなければ、これはただの対処療法でしかありません
 
健康で正常な腸を取り戻すためにも、乳製品だけでなく、小麦、砂糖、カフェイン、添加物、農薬、薬なども同時に生活から排除させ、良い腸内環境を築けるような生活に転換することにしました。
 
アトピーがよくなった今でも、昔のように多量の乳製品は摂っていません。
 
長い時間をかけて修復して来た腸を傷つけないために、節度を持ってごくたーまにのみ摂取するようにしています。
 

じゃないと、またリーキーガットになってアトピーが再発してしまうので…

腸内環境が改善されアトピーも徐々に軽快

 
 
乳製品をやめ、小麦、砂糖、薬、農薬など腸を痛める様々な原因を取り除くようにしてしばらくすると、徐々にゆっくりではありますが夫のアトピーが軽減していきました。
 
牛乳・乳製品は遅発性アレルギーの原因食物だったので、やめればそれなりの効果が見られたのは正直なところです。
 
ですが、先にも書いたとおりそれは単なる対処療法に過ぎません
 
原因となる食物はいくつもあり、食べられないものをすべて除去していたら、かなり食べれるものが限られてきてしまいます。
 
ダメなものをすべて排除すれば体感としては楽になるのいいかもしれません。
 
でも、よくよく考えればこれっておかしい話ですよね?
 
アレルゲンを取らなければ症状が軽くなる=アトピーの克服ではありません。
 
大地の恵みをありがたく色々頂いても、健康で不調のない体になることが本当のアトピー克服なんじゃないかな?と思います。
 
だから、アレルゲンを排除して体感が良くなった後も、腸内、体内環境を修復して体が本来ある形で生まれ変わるような暮らしに徹底的に切り替えました。
 
そういった小さな積み重ねのお陰で、時間はかかりましたが、夫のアトピーはほぼ完治しました。
 
繰り返しになりますが、遅発性アレルギーはアトピーを引き起こすひとつの原因です。自分の見えないところで起こっているアレルギーを知り、原因食物を除去するのは大切なことです。
 
でも、そこで歩みを止めてはいけない。
 
その先、なぜ遅発性アレルギーが引き起こされたのか?というところを理解していかなければ本当の意味でアトピーから解放されることは難しいのではないでしょうか?
 

牛乳・乳製品を辞めたら家族にもいい変化が

 
 

夫が乳製品を摂らないようになった後も、わたしと子供はしばらくの間乳製品を摂り続けていました。

やはり成長期の子供に牛乳を与えないことに不安感を覚えていたし、私自身昔から大好きだったチーズや牛乳を辞めるのは簡単ではなかったからです。

ところが、あることをきっかけに、乳製品を一気に辞めることになりました。

それは、2011年3月に起こった福島第一原発での爆発事故。

わたしたちの住む街にも高濃度ではありませんが放射性物質が降り注ぎました。

自県、隣県の牛乳の汚染が次々と明らかになり、恐怖で乳製品に口をつけられなくなったのです。

最初は大好きな乳製品が摂れなくなったことでストレスを感じていましたが、慣れてくると思わぬ体調の変化が生まれてきました。

生理前のひどい胸の張りが軽減された

女性なら誰もが感じたことがあるであろう、月経前の胸の張り。わたしはずっと生理前カチカチに張る胸に悩まされていました。
 
ところが、乳製品をやめてから急にその悩みが解消!!
 
勿論全くはらないわけではありませんが、その差は歴然です。苦にならない程度の軽い痛みと張りしか感じなくなりました。

乳製品は乳がんと深い関わりがあるとも

何年も前から、乳がんと乳製品の関係性を指摘する声がチラチラと挙がっています。

この説には賛否両論あり、まだまだ通説というところまでは理解が深まっていませんが、実は一部のお医者さんの中にも『乳製品で乳がんリスクが上がる』と声を挙げられておられる方もいるほどです。

自身が乳がんになり、牛乳を辞めたことで乳がんを克服された体験記を記した↓の書は世界中でベストセラーになりました。

乳製品を摂らない中国は、乳製品を摂取する他国よりも乳がん患者が少ないというデータもあるそうです。

乳製品が乳がんとの関わりがあると言われるようになった原因は、乳製品の原料となる牛乳に含まれるホルモンがその一つだといわれています。

生産効率を重視した現代社会では、出産してすぐの牛から牛乳を搾るそうです。

出産後間もない牛の乳には、妊娠を維持する為の牛のホルモンが含まれています。

これが人間の体内に入ると、エストロゲンに作用すると言われています。

そして、乳がんはエストロゲンの影響を大きく受ける癌であることが分かっています。

こういった理論から、乳製品と乳がんの関連性が疑われているわけです。

乳製品を摂らなくなってから、不思議とわたしの胸の張りがなくなったのも、このホルモンが原因の一つかと考えています。

女性の体というのは実に繊細で、25mプールにわずか一滴の女性ホルモンを落とした程度の濃度の変化でも、敏感に身体に反応すると言われています。

それほどまでに繊細な感受性の体に、外部からホルモンに働きかける牛乳を摂れば、いやがおうでもバランスの乱れを招くというのはうなずけますね。

子供のアレルギー症状と下痢が軽減された

 
子供も牛乳を辞めてから、それまで悩んでいたアレルギーや下痢が改善されました
 
よくよく考えれば、至極当たり前の結果ですね。
 
大人がアトピーになるような生活環境では、バリアの弱い子供は必然的にそれ以上のダメージを受けるはずです。
 
大人の腸を痛めるものは、子供の腸も痛める。大人がアレルギーを引き起こす生活は、子供のアレルギーも引き起こす。
 
夫に効果がある生活改善は、当然子供にも良い効果を生みました。
 
うちの子は夫に似て、かなりひどいアレルギー体質です。
 
生後数ヶ月の離乳食で初めて卵を食べた瞬間、全身に恐ろしい程の発疹が出来、ギャーギャーと泣き叫んで救急車で運ばれたこともあるほどです。
 
夫のアトピーが改善するまでは、『パパに似てアレルギー体質だから』と言って子供のアレルギーを仕方のないものだとしてきました。
 
しかし、夫のアトピーを改善させる過程で様々学び、子供のアレルギーも親が与える生活環境で大きく変わることを確信。
 
手探りではありましたが色々試した結果、子供のアレルギーはかなり大人しいものになりました。
 
また、牛乳を辞めるまで全く気付かなかったのですが、どうやらうちの子供は『乳糖不耐症』だったみたいです。
 
牛乳を飲んでいる間はしょっちゅう原因不明の下痢で悩んでいましたが、乳製品やめたらパタっとなくなりました(びっくり)
 
後に小児科の先生に話したところ『乳糖不耐症だったんだね~』と診断をうけて、今は学校でも乳製品フリーの給食を食べています。
 
今でも、たーまに乳製品を摂ると、必ずと言っていいほどお腹を壊してトイレに駆け込みます。
 
気づかずに与えていて、実は不調の原因が乳製品だった!ということはあるんだな~と身をもって体験しましたね。

牛乳・乳製品摂るのであれば良質なものを

 
 
↑のお写真をご覧下さい。
 
牛さんたちが放牧され、皆呑気に草を食べ、日光を浴びて、自然の中で過ごしています。
 
わたしはスーパー等で目にする牛乳はこういう環境で育てられた牛から絞られているのだとずっと思っていました。
 
しかし、実際は全然違います
 
大量の牛乳が必要な現代社会では、生産の効率化を重視。
 
不衛生で狭い牛舎に押し込められた大量の牛には、本来牛が食べるものではなかった飼料用の輸入コーンを与えられています(大概が遺伝子組み換え作物)
 
衛生環境が良くない中で育つ牛は病気にかかりやすいため、予防するために餌に抗生物質が混ぜ込まれています。
 
そんな、運動もままならない不健全な環境の中で肥育され、大量の乳を搾乳される牛。
 
それがパック詰めされてスーパーに大量に並べられているのです。
 

以前『フード・インク 』という映画内で、こういった牛の飼育環境について問題提起されているのを見ました。

本来は牛が食べることのないコーン類の穀物を飼料として与えることで、牛の中に居る細菌が凶悪化し、さらに劣悪な環境が起爆剤となってBSEなどの深刻な疾病を生み出したという実にショッキングな内容が描かれていました。

これだけの人口がいる小さな島国日本で、需要に答えるだけの生乳を作ろうとすれば、効率化を重視した生産スタイル主要になるのは致し方のないことです。

また、畜産農家の中には牛に愛情をもって、手間暇をかけて育てていらっしゃる方々が沢山いるのも十分に承知しています。

ただそういう時代背景等を十分に鑑みたとしても、身体が弱り病気になっている人ほど、本来のあるべき姿で育てられた牛から絞った牛乳&それを原料とする乳製品を摂るべきだと思うのはわたしの本音です。

僅かなことの積み重ねが病気を生み、僅かなことの積み重ねで病気を改善させていくと思っています。

たかが牛乳、されど牛乳です。

というわけで、健康でのびのびとした環境で育った牛から絞られた牛乳と乳製品だけを我が家ではいただくようにしています。

勿論、放牧で育った無薬飼育の牛から搾った牛乳&乳製品はすごく高い!!!!(白目)

お金には限りがあるので、昔のように存分に頂けません。

そんな事情もあって、我が家では乳製品はごくごくたまーにだけいただくようにしています。(カゼインの問題もあるしね)

だからこそ、過度になりすぎず適度な量を頂けるのかもしれませんね。

まとめ

 
『うち牛乳飲んでないんだ~』と言うと、皆『えーーーー!?』と目を丸くします。
 
『カルシウムの問題大丈夫なの!?』とか『乳製品食べないなら、アイスもお菓子も何もかもダメじゃーん』なんて言われることも。
 
正直この問題は難しいな~と、実はずっと悩みの種です。
 
先にも書きましたが、牛乳の健康への作用は賛否両論あります。
 
『牛乳はすごく悪い!』という専門家がいる一方で、『牛乳性悪説は真っ赤な嘘』という専門家もいる。
 
結局どちらに転んだらいいのかわからなくなり、自分のしていることに自信がもてないこともあります。
 
ただ、一つ言えることは自分たちの身体には良い変化があったということだけは事実です。
 
アトピーの改善、アレルギー軽減、生理前の胸の痛みなど、乳製品と離れたことで変わったことが沢山ありました。
 
他の記事でも散々書きましたが、時代は『健康法戦国時代』です。
 
本屋に行けば、あるものを良いとする専門家の本の隣でそれは悪だと堂々と語る書籍が鎮座しています。
 
どちらも科学根拠やエビデンスを従えて、それぞれの持論を展開しています。
 
こういう光景を見ると『結局どっちなのよ?』と頭の中が完全にこんがらがってきます。
 
きっとどちらも正しくて、どちらも間違っているのでしょう。
 
結局、何を信じるかは自分たちの体感を大切にしていくしかないのです。
 
この記事をお読みになられた方の中には『牛乳やめてみようかな』と思われる方もおられるかもしれません。
 
それで体調が良くなればそれが正解、むしろ悪くなったとか変化がなければ牛乳は不正解だったということに他ありません。
 
わたしがこういう内容の記事を書くとかならずたどり着く答えはいつも同じです。
 
『自分自身の身体の声が一番の正解』
 
勿論これをお読みになられた方は牛乳をやめてみて、今苦しまれている症状の突破口になればそれはわたしにとっては幸せでありがたいことです。
 
でも、全ての人が同じ方法で病気が治るのなら、きっと病気はとっくにこの世から無くなっているでしょう。
 
原因が十人十色だから病とは難しいものなのです。
 
是非、これをお読みになられた皆さんは、自分の身体の体感の変化を一番大切にされて、自分にとっての健康の鍵がなんなのか!?を根気よくじっくりと追求されてみてください。
 
私も夫のアトピーを再発させないために、日々精進していこうと思います!

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