夫のアトピー改善シリーズ vol.7 保湿との付き合い方と選び方

これまで6回にわたって書いてきた夫のアトピー改善シリーズ。

アトピーを改善させ現在は無症状の夫が、その改善の為にどんなことをしてきたのかを赤裸々に書き綴っているシリーズです。

今日はその7回目。

テーマはズバリ保湿!

保湿はアトピー患者さんにとってはかなり重要な問題かと思います。

一体どんな保湿を選ぶべきかは実に迷いますよね。

我が家がたどり着いた結論は『シンプルで害のないものを選ぶ』というものでした。

今日は保湿の役割と選び方について詳しく書き綴るとともに、我が家で夫のアトピー中~無症状になった現在まで続けている保湿アイテムもご紹介していきます。

保湿の役割はあくまで保湿

 

保湿について語る前に一つ確認しておきたいことが。

それは、『皮膚に何かを塗る=アトピーが治る』ということでははないということです。

アトピーの患者さんなら既にご存知かとは思いますが、アトピー性皮膚炎というのはただの皮膚症状ではありません。

アトピーは免疫異常状態(アレルギー)の一種で、問題は身体の中の免疫レベルで起こっています。

アレルギーは様々あり、どこに症状が出るかで病名が異なります。

アトピー患者さんはアレルギー症状が皮膚に現れてしまっているというわけです。

だから、例えば皮膚に何かを塗ったところで、それが薬だろうが保湿材だろうが、アトピーの原因には直接働きかけません。(薬効を持つ成分の入ったものだったら、経皮で体内に働きかけて、その結果改善の手助けになる可能性はありますが)

保湿というのは低下しているアトピー患者さんの肌のバリアを助けてあげることしかできないのです。

例えアトピーに良い!と噂のスキンケアを行っても、アトピー発症に至ってしまった大元の原因を取り除き、生活を改め、免疫機能の異常そのものに対してアプローチしてあげなければ改善することはありません

夫も皮膚にだけ注目しているうちは改善しなかった

 

わたしの夫のアトピー治療の経験を少しだけ書かせていただこうと思います。

彼が発症したのはもう10年以上も前。

最初は病院に行きステロイド治療を行いました。

塗っても塗っても治らず、寧ろ痒みがましてゆき、行くたびに処方されるステロイド薬の強度が増していきました。

気がつけば初診からたった1ヶ月で『Verystrong』のステロイドを毎回一瓶くらい出され、塗っても地獄塗らなくても地獄。

『塗っても治らないし余計痒くなる!』と言って彼は病院に行かなくなり、薬をやめました。

ステロイドはわずか一ヶ月しか使っていなかったので、薬をやめたことによるリバウンドはそれほどでもありませんでした。

でも、例えリバウンドが無くても、アトピーは治らない。辛い辛い日々は続きます。

いまでこそ自然派?な生活の知識が多少ついたわたしですが、あの当時は20代前半で今のような知識や価値観もなく。

とにかく、ただれて見るも無残な夫の皮膚を何とかしたくて、何か良い商品はないか?とスキンケアにばかり着目していました。

あれこれお金をかけて保湿液を買いあさってみたり、『これで~~さんがアトピー良くなったらしいわよ』と聞けばひと月五千円の化粧水を買いに遠くまで行きました。

でも、いくら大枚をはたいても効果はまるでなく。

何なら一回塗っただけで『これ、肌にあわない。余計痒くなる。』と言われて使えなかったスキンケア商品の数の方が多かったです。

ちなみに、その頃の暮らしはひどいものでした。

何も考えずにジャンクフードも食べていたし、栄養ゼロ添加物たっぷりの市販品、農薬ゴッソリの特売野菜、抗生物質&ホルモン剤で育てられたお肉、精白した炭水化物に偏った食事、浄水器に通しもしない水道水などなど…

食べ物や暮らしが身体を作り上げているなんてなーんも考えずに暮らしていました。

で、高額な保湿液や入浴剤など外からの働きかけにお金をかけて、常に金欠。

だから、食べ物や暮らしの他の部分にはどんどんおろそかに。

今考えてみると、そんなんじゃ治る訳もありません。

じゃあ、そんな夫が何故アトピーとほぼ無縁になったのか?

それは、病の原因が内側にあるということに気づけたからです。

これまでのシリーズにも書いてきましたが、肌の症状にだけ気を取られることなく、身体の内側を改善するため様々なことをしてきました。

とてもたくさんのことを積み重ね、時間と手間と忍耐をもってして免疫機能の異常の火を小さくして行きました。

でも保湿は重要 その選び方も重要

 
 
アトピーは免疫機能の異常なんだから、だからスキンケアはどうでもいいか?というとそうではありません。
 
肌バリアが低下しているアトピー患者さんにとってはスキンケアは大切です。
 
スキンケアでアレルギーを抑えることはできませんが、保湿で皮膚を保護することで乾燥やかゆみが軽減できます。
 
根本的な改善を目指しながら、同時にスキンケアを行っていく。
 
ゆくゆく、アトピー自体が治まってくると、自然とスキンケアもそれほど必要でなくなってくる。
 
暮らしを正すことスキンケアは抱合せで行うことが重要です。
 

スキンケア製品を選ぶときは何が含まれているかをしっかり確認する

 

 

アトピーあるなしに限らず、肌に塗るもの・触れるものは十分に注意して選ぶべきです。
 

というのも、使い心地の良いクリームや化粧水、洗剤、化粧品は心地よさを求めるが為に肌の負担になるようなものが多く含まれているケースがあるから。

低刺激を謳っているものでも、人によっては肌の刺激になる成分が含まれていることもあります。

こういう商品をアトピーのバリアが低下した肌に塗れば、肌症状の悪化を招くわけです。

それだけではありません。粗悪なスキンケア製品には、身体に害を及ぼすような危険なものが含まれていることも。

極端なことをいうと、使い心地をよくする為に免疫機能異常(アトピーの原因)を引き起こす原因になりかねないようなものまでが含まれている場合もあるんです。

皮膚につけたものは、皮膚を介してわずかずつですが身体の中に浸透していきます。

美容成分が皮膚から浸透するように、悪いものも浸透していくわけです。
 
こういうのを経皮毒といいます。
 
(経皮毒については『ナチュラル断捨離)肌断食の効果は?20年悩んでいた角栓がなくなった』や『ナチュラル断捨離)シャンプーは危険!だから石鹸シャンプー&湯シャンに変えたが苦戦』という記事に少し詳しく書いてあるので、詳しく知りたい方はそちらをご覧下さい。)
 

せっかくアトピーを少しでも改善したくて購入した化粧品・スキンケア製品が、実は余計肌を荒れさせたり、アトピーの原因になっているとしたら、それはそれは悔しいですよね。

ですから、化粧品・スキンケア製品が何から出来ているか?はよーく見て選ぶべきだと思います。

値段の安い、手に取りやすい大量生産品は特に注意が必要です!

アトピーの患者さんで特に女性の方は、化粧品やスキンケア製品などより使用する機会が多いと思います。

アトピー改善目的という意味では勿論、後学の為にも↓サイトの記事や、下に紹介する書籍などは一読しておいても損はないかな?と思います。

Neverまとめ:それ塗って大丈夫?化粧品に潜む危険 洗剤と同じ成分を含むコスメたち

ウソをつく化粧品
 
 

シンプルで低刺激なオススメ保湿アイテム

 
スキンケア製品に注意が必要なのはわかった!!!
 
でも、ぶっちゃけちゃうと…売ってる商品のどれが低刺激かつ安全で何が危険なのかをいちいち調べて選ぶのは面倒で大変なんです。
 
わたしも最初は一生懸命スマホ片手に調べたりしてたんですが、もう途中からめんどくなってしまい、むしろ何が入っているか?を必死に調べるよりも、よくわからんものは一切入っていないごくごくシンプルなスキンケア製品を選ぶほうが簡単だということに気づきました。
 
たどり着いたのが次から紹介する二つになりました。

グリセリンとミネラルウォーターだけで出来た手作り化粧水

タイトルの通り、そのままです。
 
水とグリセリンを混ぜた手作りの化粧水です。成分はグリセリンのみ。
 
グリセリン自体には毒性は無く、肌への刺激も大変少ないものです。
 
多くの化粧品に含まれており、肌に潤いを与える効果があります。
 
作り方はいたって簡単。
 
化粧水用のボトル(100円ショップなどに売っている)に、グリセリンとミネラルウォーターを1:10くらいの比にして入れて良く振ります。
 
これだけ。
 
作ったら冷蔵庫にいれ、一週間程度で使い切るようにしましょう。
 
※注意 グリセリン自体は保湿効果がありますが、濃度を濃くしすぎると乾燥を招く原因になりますので、保湿を高めたいからと沢山グリセリンを入れたりはしないようにしてください。
 
グリセリンはお値段もそんなにしないので、大変経済的です。
 
この化粧水は全身に沢山バシャバシャ塗っても、『お金が~~~』と嘆く必要もないですよ。
 
ちなみにオススメはこちらのオーガニックグリセリン。(無農薬・無化学肥料で作られた原材料からできているグリセリン)
 
弱った肌には農薬も刺激になりますし、農薬はアトピーの原因にもなりますので、体に優しいものを。
ease オーガニック植物性グリセリン 50ml
本商品は大豆・トウモロコシ由来の植物性グリセリンで、オーガニック認証を取得したサプライヤーより仕入れを行っております。

オーガニックのホホバオイル+好みの(低刺激)のアロマオイル

 
化粧水で保湿したあとに使っているのがオーガニックのホホバオイル+アロマオイルで作ったオイルです。
 
ホホバオイルはホホバという多年草の種子から絞って作られるオイルです。
 
低刺激なので、うちの夫は皮膚症状を悪化させずに使うことができました。
 
良く保湿保護剤としてワセリンがオススメされていますが、うちの夫はNGでした。
 
ワセリンは石油由来の成分だからなのか?はたまた別の理由があるのか?は謎ですが、とにかく痒く赤くなっていましたね。
 
わたしもワセリンはNG。ベタつきが気になり痒くなります。
 
そんなワセリンがダメな夫でも、オーガニックのホホバオイルは大丈夫でした。
 
ちなみに香りが欲しい時は、自分に合った低刺激のアロマオイルを混ぜるのもオススメです。
 
うちではラベンダーやフランキンセンスを使っています。
 
但し、アロマオイルは直接肌に塗るのがNGなものもあるので、事前にそのへんは良くしっかり調べてから選ぶようにしましょう。
 
ホホバオイル100mlに対してアロマオイル10適が適量です。
 
アロマオイルは多すぎると刺激になるので、不安な場合は一滴〜スタートして、様子を見ながら増やしていくほうが確実だと思います。
 
勿論アロマは入れなくてもOK
 
ホホバオイルだけで使うだけでも大丈夫です。
 
ホホバオイルとアロマですが、こちらも是非オーガニックを。
 
我が家で使っているのは↓のホホバオイルです。
 
お値段もお手頃で容量も多いのでオススメです。
 

ちなみにお気に入りのアロマオイルはこちら。強すぎずすっきりとした果実のような香り♪

ease アロマオイル エッセンシャルオイル オーガニック フランキンセンス 5ml AEAJ認定精油
 
 

ラベンダーもオススメです。リラックスできる香りです。

ease アロマオイル エッセンシャルオイル オーガニック 真正ラベンダー 10ml AEAJ認定精油
 

 

終わりに

 

これまで書いてきた記事でも再三同じことを言っていますが、アトピーは一つの事をしただけでは治らないです。

見た目は皮膚症状だけですが、病気の根底には複雑な要素・原因が重なってアトピーという症状になっています。(原因は一つではないということは、アトピーに限らずあらゆる病気で共通しています。)

小さな小さな積み重ねで病気になったのですから、改善にも小さな一歩を重ねなければなりません

これは角度を変えて見れば、小さな一歩を馬鹿にしてはいけないということですね。

アトピー患者さんがしている小さな努力の積み重ねの中でも、スキンケアはアトピー患者さんにとって大変重要な役割を果たしています。

ですのでこれを読んでくださった皆さんには、是非肌にとって最も負担のない、安全性の高いスキンケアをしていただきたいな~と思います。

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