解熱鎮痛剤で軽いアナフィラキシー!他人事じゃない経験談

今となっては遠い昔のことですが、2015年のクリスマス休日の土曜日。

おいどんは救急病院の夜間外来の待合室にいました。

顔面はお岩さんのように腫れ、クリスマスの楽しいムードはなく。

結論から言うと『解熱鎮痛剤によるアレルギー(軽いアナフィラキシー)』を起こしてしまったんです。

わたしの酷い有様を見たお医者さんから『今度は死ぬかもしれないから、もう二度と解熱鎮痛剤を飲まないように』という言葉をお土産がわりに渡され、とぼとぼと腫らした顔と共に帰宅。

気づけば時間は夜中の12時を回って、クリスマスはすっかり終わってしまっていた記憶があります。

そんなわたしの『解熱鎮痛剤アレルギー&アナフィラキシー体験』今日は記憶を辿りながら書き綴っていこうと思います。

お医者さんに処方されたいつも飲んでた薬なのに、突然のアレルギー

 

お薬のアナフィラキシー(アレルギー)は勿論、アナフィラキシー自体も初めて体験したわたくし。

生まれて初めて起こしたアナフィラキシーの原因は、なんとお医者さんから処方されていた『解熱鎮痛剤』でした。

そのお薬を飲んだ体験は一回や二回ではありません。

かかりつけのお医者さんから何度も処方されていたお薬。

それまでも、頭痛や発熱など様々な体調不良の時にお世話になってきました。

いつもどおりの頭痛が、いつもどおりでは済まなかった…

そう、あの日はクリスマス。インストラクター資格の養成講座に出席している時でした。

三日連続の養成講座最終日。連日の養成でヘロヘロだったので、体力的にも結構落ちていた時期だったといえばそうかもしれません。

最終日の養成開始から3時間ほどで頭痛が始まりました

いつも頭痛が始まると寝込んで何もできなくなるので、大事な用事の時にはお医者さんから処方していただいていた『イブプロフェン タイヨー』という解熱鎮痛のお薬を取るようにしていたわたし。(勿論頭痛のための薬として処方されていたもの)

例にも漏れず、この日も早々にこのお薬を摂取いたしました(←変な言い方)

お薬を飲んで15分後くらいまでは、何の問題も感じず平穏な時間を過ごしていました。

ところが…

お薬を飲んでしばらくすると、突如視界に異変が…(汗)

『なんか、どうも、視界が狭いんだけど…?』

視界の上半分ぐらいが暗い?黒い?のです。

『ん?おかしいぞ…』と思ったおいらは、手鏡を取り出し顔を確認。

すると…なんということでしょう~♪(劇的ビフォーアフター風)

顔がボッコボコに腫れ、まぶたはお岩さん状態。

そうです、視界が狭い理由は自分の腫れたまぶたのせい(ヒィィィィィ)

いつもの醜い顔がもっと醜くなり、まるで潰れたアンパンみたいになっているではあ~りませんか!

ゴクリ…こ、これはやばいやつだ…(汗)

瞬時にこれは急性アレルギー反応だと悟ったわたし。

命の危険を感じ取ったのか、咄嗟に隣に居た養成生(職業:現役看護婦)に声をかけました。

『あの、鎮痛剤飲んでアレルギー起きちゃったみたいなんだけど…どうしたらいい?』

次の瞬間、それまで真剣に授業を聴いていた友達の意識がわたしの顔に向けられました。

彼女が私をみた瞬間の顔っ!!!!!!

漫画で目ん玉飛び出してびっくりする奴あるでしょ??どっひゃーーーー!みたいな。まさにあれでしたね。

現役の看護婦だってびっくりするほどの腫れっぷりだったわたしのお顔。

瞬く間に動揺は周囲の養成生全てに広がり、大きなどよめきと共に、心配と混乱の事態が起こりました。

その頃のわたしは心なしか息苦しくもなってきて(不安のせいかもしれないけれど)、口の中もイガイガ、カユカユ?していました。

でも、頭の中にあったのは『今、救急車で運ばれたら…今日の分の養成に出席してないことになる。(←そういうシステムだったんだ)欠席のレポート書かなきゃならなくなるじゃん!!!』とかいう超現実的なもの。

人は命の危機に瀕すると案外現実的なことを考えるものだ!…とどこかで読んだことがありますが、マジですわ。それ。

自分に何が起こっているのかよりも、その日の分のレポートを書きたくないという思いの方が強かったんですね。

だから、意地で、腫れた顔の苦しい息のまま、結局その日の養成に出席し続けたわたし。

かなりの強者だと今になって思います。(みなさんは決してマネしないでください)

とりあえず隣に看護師が座っていたこと、そしてその看護師が『目の前が自分の働く病院だから、倒れたらすぐに連れて行くから大丈夫だ!』と言ってくれたことがあったから出来た無謀でもありますが…。

本来なら救急車呼ぶべきです。ハイ。

くれぐれもみなさんは真似せず、すぐに病院に行ってください。

夕方救急病院に行く

養成が終わった午後五時。少し収まったもののそれでも尚腫れていた顔を引き連れて、大急ぎで救急病院に向かいました

きっちりクラスには出て、ノートも取って、友人たちの哀れみの目に送り出されながらいそいそと会場を後にした戦士JADE。

受付を終え、状況を話し、すぐに診察室に通されるとお医者さんからこんな一言

『あれま~、随分と腫れちゃって。午前中だっけ?腫れたの。それで今こんなに残ってるんだから、これはよっぽど腫れてたんだね~。』

結構あっけらかんとして笑うお医者さんの様子を見て、『あ…案外どうってことないのかも!良くあるちょっとしたアレルギー反応だったのかもしれないな~』とホッと胸をなで下ろしたのも束の間…

お医者さんはキュッと表情を変えると、真剣な顔しておっかないことを言い出しました。

『あーた、次は死ぬかも知れないから。もう、絶対にイブプロフェン配合の鎮痛薬は飲んじゃダメだよ』

『あなたが起こしたのは軽いアナフィラキシー』

『次回も同じ程度で終わる保証はないからね』

『これから一生、どこの病院にかかる時も自分はイブプロフェンでアナフィラキシーが起こるって話さなきゃだめよ?』

えええーーーーー???もう、怖すぎるから!!!(汗)

いやいや、まさか自分にこんな怖いことが起こるなんて思っていませんですもの。

だって、それまで何度となく飲んで来たイブプロフェンの解熱鎮痛剤。一回二回ではないんですよ?処方された回数も。

十年以上何とは無しに飲んできたものが、ある日突然アナフィラキシーの原因になるなんて~(泣)

後日専門のアレルギー病院で調べてもらう

 

救急病院では一時的な対応しかできないとのことで、翌日改めて地元の有名なアレルギークリニックを受診しました。

救急の先生から『開業医のところに行って、何の薬でアレルギーが出るか?を調べてもらうようにしたほうがいい…』と勧められたからです。

事情を聞いたアレルギー科の先生も『もう二度と飲むな』『命に関わる可能性がある』と救急の先生と同様の話をし、わたしにいくつかの血液検査を受けるように勧めてくださいました。

一つは一般的なアレルギー項目。

お医者さんは『多分イブプロフェンが限りなくクロだとは思うけどね』とおっしゃりながらも、『万一食物アレルギーなどが原因して起こした症状であった場合、薬のアレルギーだと思い込んで気づかずに見過ごしたら大変なことになるから…』ということで、念のための食物系アレルギーの検査を勧められました。

そしてもう一つは、当日飲んだ解熱鎮痛剤(イブプロフェン)とその他の種類の解熱鎮痛剤に対するアレルギー反応の検査

採った血液に薬を混ぜてアレルギー反応が起こるかを見る検査なんだとか。

当日飲んだイブプロフェン配合の解熱鎮痛剤だけでなく、違う成分の解熱鎮痛剤もいくつか検査することで、『何ならわたしは使えるのか?何は使ってはいけないのか?』を見極めることができるそうです。

後日出た血液検査の結果から、やっぱりイブプロフェンの強いアレルギー反応が出たという話を聞かされました。(その他は問題なし)

イブプロフェン以外の成分を配合した解熱鎮痛剤はアレルギーが出なかったとのことでしたが…

まあ、もう、怖いよね…。ずーん…

完全に薬恐怖症になり、以来三年以上全く薬を摂らない生活をしています。

解熱鎮痛剤だけ避ければそれでいいというわけではない…

 

イブプロフェンのアレルギーがある!といわれたら『はい、じゃあ、解熱鎮痛剤だけ飲まなきゃいいんじゃないか?』と思う方もおられるかもしれませんが、実は決してそんな簡単な問題ではないんですね。

わたしも自分がアレルギーを起こして初めて知ったのですが、湿布薬や総合風邪薬など結構あらゆるところでイブプロフェンが使われているんです。

足をくじいても湿布薬を貼る!なんて良くある場面でも、よーく吟味しなくてはなりません。

風邪ひいたからとドラッグストアに行き、何となく風邪薬を買って飲むこともNG。

わたしが一番『怖いな~』と感じることは、事故や病気で病院に運ばれた時!

もし一人でいる時に何かあったら?

口がきけないような状況で、家族も側にいなくて、わたしにイブプロフェンアレルギーがあることを知らないお医者さんが、深く考えずに治療に鎮痛剤を使ったらどうなるんでしょう!?(汗)

そういう状況を考えると、怖くて夜も眠れなくなります。

イブプロフェンでアナフィラキシーを起こした事の他にも、色々な経緯があって、今わたしはお薬とは関わらない暮らしをしています。

だから、イブプロフェンに触れるリスクは普段の生活の中では殆どない。

しかし、意識があって意志や体質を伝えられるような状況ならそれは可能ですが、人生そういう状況だけではないですから…。

万一そうなった場合に備えて置く必要はありますよね。

というわけで、わたしはいつも運転免許証入れに『自分の血液型・病歴・アレルギー』について記載したメモを入れておくようにしています

一人でいる時に何かあった時、救急隊員の人が気づいてくれるかもしれない…という期待を抱いて。

それでも気づいてもらえなかったら、もうおしまいですね。覚悟するしかない(ちーん)

薬は所詮化学毒ということを忘れない

 

以前、プロの薬剤師さんが書かれた本を読んだ時に、こんな内容の記載がされていました。

『お薬というのはもともとは毒。毒の効果が時に症状を抑えるように働く』

 

勿論天然成分を利用したお薬もありますが、大半は本来体には不必要な化学的なものばかり。

本来は毒である成分をうまく使うことで、薬としての効果を発揮するというわけです。

それは時に薬になりますが、うまく恩恵を受けられない人は副作用を引き起こしたりアレルギーになります。

日本では疑問に思わないお薬ですが、実はアメリカなどの欧米は『体に悪いもの』としての認識が強い。(アメリカ人の友達談)

薬を処方された殆どのアメリカ人が『こんなものを飲んでいて体にいいはずがない』と言うそうです。

昔のわたしを含め、日本人にはそこまでの危機感はないですよね?

勿論、全ての薬が完全悪だとは思いません。西洋医薬の発達とともに多くの命が救われてきたのは、紛れもない事実です。

ただ、適材適所というか、本当に本当に必要な時だけ頼るようにするべきだと思うようになりました。

以前のわたしは安易に薬に頼りすぎていましたもの…。

頭がいたけりゃ鎮痛剤。
風邪引き始めたらすぐ抗生物質(←抗生物質は風邪には効かないしね)
どこかがちょっと痒ければ塗り薬。

毎年何万ものお金を病院代と薬代に使っていました。

だから、イブプロフェンのアレルギーを起こした理由も自分にあると思っています。毒に安易に頼りすぎた結果でしょうね…。

実際どんなに頭が痛くても、風邪をひいたとしても、一切薬に頼らなかったこの三年間。薬の力を借りなくても元気に過ごしています。

薬を飲まなきゃ、お薬のアナフィラキシーになる心配もないわけですし。

今後もわたしは”のっぴきならない事情”にならない限り、お薬はにはなるべく頼らない暮らしを歩んでいこうと思っています。

(もちろん、のっぴきならない事情の時もイブプロフェンは摂りませんが)

まとめ

 

長らくお読みいただきありがとうございました。以上がおばさんJADEのアナフィラキシー体験談でした。

まさかまさか…飲みなれていた薬で突然アナフィラキシーになって、命の危険までも示唆されるとはつゆとも思わず。

でも、あるんですね~。いや、本当にびっくり。

薬を飲む時は、それがどんなに長く飲んできた薬であろうとも緊張感を持って摂取せねばならないと本気でおもいました。毎日が初めてのような気持ちで服用せねば!!!

皆さんもどうぞお気をつけください。

そして万一『あやしいぞ?』と思ったら、私のようにレポートがどうこうとか言っていないで、すぐに病院に行きましょう。

わたしはラッキーだったからこんな風に面白可笑しく書いていられますが、下手したら今頃このブログは存在していませんからね(怖い)

 

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