除湿器VS乾燥機能付き洗濯機 意外と安くない除湿器の電気代とメリット・デメリット

寒い冬や雨続きの梅雨など、天日で洗濯が乾かせない時期が多い日本。

そんな洗濯物が乾燥できないという悩みを解決する二台家電と言えば『乾燥機能付き洗濯機』『除湿器』かと思います。

実はわが家ではこれまでに二台の除湿器を購入し洗濯物を乾燥させてきました。

『乾燥機は電気代が高いし…』と節約の意識で除湿器を購入しました。

しかし…実は除湿器って思ったほど電気代の節約にならない上に、なかなか使い勝手が悪いんです。

節約の面だけ考えれば除湿器がおススメなのかもしれません。初期投資と電気代のカタログ値だけ比べれば確かに除湿器の方が節約できるでしょう。

でも、乾燥の仕上がりや実際に使ってみたカタログと現実のギャップなど、トータルバランスを考えると衣類の感想目的で除湿器を使うというのはあまりお勧めできないな~と思うようになったのが、長年除湿器で洗濯物を乾かし続けてきたわたしの素直な感想。

もし今あなたが、除湿器を買おうか乾燥機付き洗濯機を買おうか悩んでいるのであれば、間違いなくドラム式の乾燥機付き洗濯機をお買いになられることをお勧めします。

今日はそんな個人の経験談を踏まえながら『除湿器』のデメリット・メリットをご紹介するとともに、なぜ乾燥機付き洗濯機がおススメなのか?について語っていきたいと思います。

除湿器の特徴とコスト

除湿器と一言で言えども商品によって除湿するメカニズムが異なります。

大きく分けると三タイプにわけられ、それぞれ違ったメリット・デメリットが有ります。

デシカント式

内蔵された乾燥材に水分を吸着させ、ヒーターで温め乾燥した空気を送り出すことで除湿乾燥するタイプ。

一般的にデシカント方式の除湿器のメリットは以下のような点が挙げられています

  • 暖かい空気を送り出すので、冬場の洗濯物乾燥に適している。
  • 音が静か
  • 手ごろな価格帯(1万数千円)からの機種がある

逆にデメリットはこんな感じ

  • ヒーターを使用するために電気代はお高め。
  • 夏は室温が高くなるので使えない

気になる電気代は機種にもよりますが、こちらの人気機種のカタログ値(最大モード)で計算してみましょう。

一般的にそれなりの洗濯物を乾かそうとしたら5時間ほどかかると言われています。ですので、ここでは一回に最強モードで5時間運転した場合の電気代を計算。

電気代 12.6円/h×5時間=63円

(こちらの数値はあくまで最大値です。モードや除湿の方式によって変わるので、簡単な目安としてお考えください。)

デシカント方式使ってきたレビュー

わが家はデシカント方式の除湿器を現在使っています。

デシカント方式は冬の洗濯に向いていると言われていますが、正直思うほどには乾きません

ヒーターで温めて部屋の温度を上げますが、そんなに何度も何度も温度を上げてくれるわけではないので、真冬の暖房が利いていない部屋での洗濯乾燥は微妙。

除湿器から出る風を洗濯物に当てれば、風が当たったところだけはなんとなく乾燥します。ただし、風が当たらないところは濡れたままです。

本当にちゃんと乾かしたいのであれば、部屋を暖房でしっかりと温めてさらにデシカント式の除湿器を使うのをお勧めします。

除湿器にかかる電気代と部屋の暖房代が必要になるので、まあ正直電気代は安いとは言えないです。

また、デシカント方式は洗濯物が乾く前に部屋の湿度を尋常じゃなく上げてしまうという点も、個人的にあまり良くないな~と思うところです。

暖かい風を洗濯物に当てるので一度は洗濯物の水分が蒸発します。その後空気中の湿気を乾燥材が吸着して水滴にして排水タンクに貯めます。

ネット上では『除湿機能により乾燥するので、部屋の湿度が上がって不快になることは無い』というコメントが飛び交っていますが、使用した感想としてはこれは嘘。

蒸発>除湿 ですね。間違いなく。

ですので、洗濯物が乾燥しきるまではものすごい湿度になります。洗濯乾燥部屋の窓は結露でべしょべしょになることも。

夏は特にこの湿度が高くなる現象はひどいです。

わが家は乾燥室?と称して2畳ぐらいの小さな洋間を洗濯干し専用の部屋にしていますが、梅雨の除湿中は湿度と温度が高くなりすぎるので近寄ることができません。

家電等も結露して壊れてしまうので、乾燥部屋には置いておけません。

コンプレッサー式

エアコンと似た原理で除湿するのがコンプレッサー式。デシカント式の除湿器がヒーターで温めた空気送り出すのに対して、こちらは集めた空気を冷媒システムを使って冷やし、結露させ水滴にし、排水タンクに落とすというメカニズムです。

コンプレッサー方式の除湿器のメリットは以下のような感じ

  • デシカントに比べて電気代が安い
  • 部屋が暖かくならないので夏場でも使用可能
  • 手ごろな価格帯(1万数千円)からの機種がある

一方のデメリットは…

  • 冬場の除湿には向かない
  • 音がうるさい

こちらも人気機種のメーカーカタログ値で電気代を計算してみましょう

電気代 7.8円/h×5時間=39円

(こちらの数値はあくまで最大値です。モードや除湿の方式によって変わるので、簡単な目安としてお考えください。)

コンプレッサー方式を使ってきたレビュー

現在使っている除湿器が壊れる前は、わが家もこのコンプレッサー方式の除湿器を使っていました。

コンプレッサー方式もうーん…がいっぱいでしたね。正直。

まずとにかくうるさいです。赤ちゃんがいるお家はやめた方がいいよ!と全力で言ってしまうほどうるさかった。

居住空間で生活しながらの使用には向いていません。テレビの音とか聞こえないかも…。

そして、冬に弱いというのも不便でした。

気温が低いと思ったような除湿効果が見込めなくなるため、一番除湿器が必要な冬の時期に殆ど役に立たないのが最大の弱点ですね。

デシカント方式のレビューでも書きましたが、部屋を暖めながら使えば効果があるかもしれません。

ただ、そうなると暖房費と除湿器そのものの電気代がかかってしまうので、決して節約はできないんですよね。

一つ良かったことは、衣類乾燥中に湿度が上がらないことです。

これはデシカント方式に比べてストレスがないです。

ハイブリット式

デシカント方式とコンプレッサー方式の両方の除湿機能を備えた優れものの除湿器。

暑い夏はコンプレッサー方式、寒い冬はデシカント方式で使えるので、一年中オールマイティーに使用できます。

こちらのメリットは

  • 年中使える
  • デシカント&コンプレッサーのメリットをいいとこどり

一方のデメリットは…

  • 初期投資がほかの二種類より高め
  • 大きなものが多い
  • 種類が少ない

こちらも人気機種のメーカーカタログが表記している最大電気消費モードで電気代計算してみますね。

電気代 18.5円/h×5時間=92.5円

(こちらの数値はあくまで最大値です。モードや除湿の方式によって変わるので、簡単な目安としてお考えください。)

乾燥機能付き洗濯機の特徴とコスト

除湿器の機能とコストがなんとなくわかったところで、今度は乾燥機能付き洗濯機のコストやメリット・デメリットについて書いていきます。

多分これをすると、『意外と除湿器というのは省エネじゃないんだな~』と気づかれるかと思います。

ちなみに洗濯機もその乾燥方式によっていくつかに分けられるのですが、ここでは一般的な2つの方式をご紹介。

ヒーター乾燥方式

その名の通りヒーターによって洗濯物を乾かすのがヒーター乾燥方式。

高温の風を当てて洗濯物を乾かし、洗濯物から発生した水蒸気を水で冷やして排出します。

従来型とも呼ばれる昔ながらの乾燥方式です。

ちなみにメリット・デメリットは以下のような感じ

<メリット>

  • 本体価格が割と安い(10万円以内~10万円台半ばが多い)

<デメリット>

  • 電気代が高い
  • 水道代も高くなる
  • 洗濯が縮み・傷みやすい
  • 内部が高温になるので途中で開けられない
  • 水蒸気冷却の為に水道代がかかる

ヒーター乾燥方式を採用しているのは主に縦型ドラムの洗濯乾燥機と昔ながらの乾燥機(乾燥専門)。

今回は以下の人気機種での電気代を計算してみました。

三キロの洗濯物を乾燥させるのに必要三時間あたりの電気消費量。(電気代を23円/kWhで計算した場合)

23円×約1.615kWh=37.145

一見するとそこまで高いようには感じませんが、わずか3キロの洗濯を乾燥させるのに37.145円と考えれば高め?

ヒートポンプ方式

大幅に省エネできる乾燥方式として近年人気を集めているのがヒートポンプ方式。

エアコンの除湿や除湿器のコンプレッサー方式の様に、熱交換システムを使って低温で衣類を乾燥します。

こちらも一般的なメリット・デメリットをご紹介

<メリット>

  • 電気代が安い
  • 洗濯物の縮みがすくない
  • 洗濯物が傷まない

<デメリット>

  • 初期費用(機種代金)が高い(15万円前後~)

人気だけあってメリットが多いですが、本体価格が高いという大きなデメリットがあります

こちらも人気の機種で電気代を見てみましょう

六キロの洗濯物を洗濯~乾燥させるのにかかる電気代 約25円

こちらはカタログに電気代の目安が掲載されていたので、そちらをそのまま参考にさせていただきました。 さっきのヒーター方式が3キロで37円かかるのに対して、こちらは6キロで25円とかなり安いことがわかります。

決して安くはない除湿器の電気代・メリットが多い乾燥機付き洗濯機

素人があれこれ試行錯誤しながら比較してきたので途中間違いなどはあったかもしれませんが、こうやって見てみると決して『除湿器だから電気代の節約になる』とは言えないということがわかります。

除湿器の中で電気代最安のコンプレッサー方式をもってしても、ヒートポンプ式の洗濯乾燥機の電気代を上回ってしまいます。

そして、文中でも言及しましたが除湿器は使える時期や湿気問題など、電気代以外のデメリットがありました。

デシカント・コンプレッサー・ハイブリットそれぞれの不便なところがありましたが、それに加えて室内で洗濯物を干すためのスペースが必要になるというデメリットもあります。

勿論初期投資のコストを考えれば手軽に導入できるという素晴らしいメリットもありますが、長い目・広い目で見ると除湿器を洗濯乾燥目的のメインとして使うのには限界があると思います。

洗濯を干さなくていいという気楽さと省スペースさ、電気消費量を考えたら、個人的には『ドラム式乾燥機付き洗濯機が一番ベスト』だという結果にたどり着きました。

まとめ

かなりおおざっぱではありますが、以上が"除湿器で衣類を長年乾燥してきたおばさんによる考察″のまとめになります。

ひと時代昔の洗濯乾燥機は電気代が本当に高価でどうしても嫌煙してしまうところがありました。

その頃はおそらく除湿器のほうが圧倒的な電気代節約が見込め重宝されたのかと思います。

しかし、時代が移り変わった現在では、抜きんでていた除湿器も新手のドラム式洗濯機に追いつかれてきているようです。

わたしは現在縦型の従来洗濯機を使って、手で洗濯物を干し、除湿器を何日もかけて洗濯を乾かし冬を乗り越えています。

壊れない限り洗濯機を買い替えることはできない(貧乏性)ため除湿器のお世話になっていますが、洗濯機が壊れたら絶対『ドラム式の洗濯機乾燥機』に買い替えるつもりです。

洗濯に割かれる時間も電気代もストレスも減らすことができるのですから、初期投資がいささか高かったとしてもトータルではコストパフォーマンスが高いのではないでしょうか?

というわけで、除湿器VS乾燥機付き洗濯機

みなさんはどちらを選びますか?

 

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