中学生になった息子と喧嘩になり、頭にきて『ママ出てくよ?』と言ってみたら、『好きにすれば?』といわれた悲しき母JADEです。こんにちは。
今では思春期真っ盛りの中学生男子ですが、そんな息子も小さな頃があり(当たり前)、それはそれはお上手でしたよ!アレが。
そのアレとは指しゃぶり。
吸いタコが出来ても、指がふやけてもいつでもお指をチューチューしていた彼。
そんな指しゃぶりも流石に中学生の今はしなくなり、ちょっとさみしい母(笑)
ところで先日、幼稚園生の子を持つ友人から指しゃぶりについて質問されました。
『息子ちゃんどうやって指しゃぶり止めさせたの?うちの子辞めなくて〜』とのこと。
そういえば、わたしも子どもが指しゃぶりを止めないことに焦りを感じてた時期があったなぁと思い出しました。
その時は今みたいにスマホでささ〜っと調べることもできなかったので焦りは焦りのままだったんですが、あの時の自分がほかの誰かの経験談を聞けたら気楽になったかもしれないなぁと。
てなわけで、今子どもさんの指しゃぶりについてちょっと焦りを感じていらっしゃるお母様達のわずかな心の安定につながればと、『我が子の指しゃぶり離れ体験談』を書かせてもらおうと思います。
指しゃぶりは自己探求の延長
ちょっとうちの反抗期息子の話の前に、指しゃぶりについて言いたいことが一つあったので寄り道しても良いでしょうか?
それは『おしゃぶりか指しゃぶりのどちらが正解なのか』って話です。
昨今は『歯並びが悪くなるからおしゃぶりを選ぶべき』という声が多く挙がっていますが、わたしはかかりつけの小児科の先生に全く逆の話を聞かされました。
そのお医者様は人情味のある素晴らしい先生で、子どものことを心から案じながらお医者さんをされている方でした。
彼曰く『指しゃぶりは自分の身体を確認する作業の延長で自然なこと』だそうです。
逆に『おしゃぶりは癖、依存の一種だ』と熱く語られておりました。
今考えると素晴らしいご意見で最もだと思いますが、当時のわたしは『歯並びは〜?』と若干疑問が残りました。
確かに歯並びを考えればおしゃぶりを選ぶべきだと主張される歯科医の先生の仰ることも一理あります。
しかし、おしゃぶりなんか無かった時代は皆が指しゃぶりで、おしゃぶりが使われるようになったのはここ数十年のことでしょうから、よりナチュラルなのは指しゃぶりだというのは確かだと思います。
結果どちらを大事にするか?だけの話で、正解はないと思います。
自分がそうだったのですが『指しゃぶりは歯並びが』という価値観が当たり前になる世の中で、指しゃぶりをしている我が子を見ると自責の念が湧いてくる方もいらっしゃるかと思います。
でもね、間違いないのは『指しゃぶりの方が自然体』なんです。
おしゃぶり・指しゃぶりのどちらも一長一短あるので、あんまり悩まずに子どもさんが選んだ道を行かせてあげればいいんじゃなかろうか?と今更ながら思うわけです。
指しゃぶりは親の希望で止めさせることは不可能

友人に『なんとかして指しゃぶりを止めさせることはできないかな?』と聞かれましたが、親がどんなに焦っても指しゃぶりを止めさせることはできないです。
これは断言できますが、やめろ言ったとしてしても子どもはやめはしません。例え親の前でやらなくなっても、隠れて絶対やるはず。
指しゃぶりって子どもにとっては精神安定剤みたいなもので、不安になったり、眠くなったり、安心したい時に指が口に入ってるかなも思います。
もし親が指しゃぶりを辞めさせようとすればそれが子どもにとってはストレスになって、返って指しゃぶり依存になるんじゃないかな?って思います。
指しゃぶりは子どもにとってお守りみたいなものなので、本人のタイミングで不要になった時に手放すしかないです。
我が子は指しゃぶりを小学四年生までしていました。
流石に小学校入ってまで指をくわえている息子を見て、途中何回か『指しゃぶりいつになったら辞めるんだろうか?』と焦った事もありましたが、自我が芽生えた小学生はなおさら止めろと言ってやめるはずもなく…。
流石に社会人になってまで指をしゃぶり続けることはないだろうと思って放置しておきました。
赤ちゃんの頃は常に口に入っていた指も、徐々に口の中に滞在する時間が減り、少しずつ少しずつ卒指してゆきました。
タイミングが来れば自然と指しゃぶりはしなくなる
★赤ちゃん〜幼稚園入園前 …暇さえあれば指しゃぶり
★幼稚園時代…外では指しゃぶりをしなくなるが、家ではすぐ指しゃぶり
★小学校入学ごろ〜四年生…寝る前だけわずかに指しゃぶり
★四年生の後半…完全に指しゃぶりを止める
小さい頃はご飯より指が栄養になってるのでは?というくらい指が大好きでした。
不安症な子だった事も手伝ってか、とにかく常に指が口に入っていたと思います。
幼稚園に入ると周りの子どもに指しゃぶりをしているのを見られるのが嫌だったようで、家庭以外では指しゃぶりしなくなりました。
羞恥心がうまく働いて少しだけ大人になりました。
小学校に上がる前には指しゃぶりはほとんどしなくなりましたが、夜寝る前だけしないと寝れず。吸うというよりは、とりあえず習慣的にくわえるだけって感じ。
その後もしばらく現状維持が続きましたが、ある時『指がベトベトして汚くなるのが嫌だ』という理由で全くしなくなりました。
自我や合理的な考え方など、成長段階に合わせて徐々になくなっていきました。
多分これが本来あるべき姿なのかな?と、思い返してみると思います。
いくら大人が焦ったところで、タイミングが来なければ子どもはステップを登ることが出来ないですよね。
我が子はかなり高年齢まで指しゃぶりをしていた例だと思いますが、このくらいの年齢までしていたとてきちんと辞められるので、あまり小さいうちから指しゃぶりを心配しなくても絶対大丈夫です。
先に書いたように歯並び云々の問題を示唆するならば焦るのは当然ですが、指しゃぶりはいつかはやめられるということは間違いないです。
例えちょっと恥ずかしい年齢まで指しゃぶりしていたとしても、社会に属して周りを見ているうち、指しゃぶりに羞恥心を感じ始めて少しずつ卒業していきます。
大丈夫!焦らなくても!
ちなみに歯の話ですが、うちの子はそこまでは出っ歯ではないと思います。
歯医者さんは見ればすぐわかるそうで『指しゃぶりしてたでしょ?』と言われますが、誰かから『出っ歯だね〜』と言われた事もありません。歯医者さんから歯列矯正を進められることもありませんしね。
指しゃぶりしたから必ず出っ歯、すきっ歯になるとは限らないと思いますよ。
まとめ)いつやめるかはその子のタイミングで
『いつまで指しゃぶりすんのかなぁ』とお子さんを見ながらちょっとだけ焦っていらっしゃるママさんもおられるかと思います。
私もその一人でしたが、今思えば長い子育ての中で指しゃぶりしてくれる時期なんてわずかあっという間だったなぁと思います。
今じゃお金払ったってやってくれませんから(爆)
その当時は指しゃぶりをやめてほしいと思っていたのに、不思議なもので今になるとあの姿が可愛くて愛おしくて『もっと見ておきたかったな〜』と寂しくも感じます。
それは過ぎてみないことにはわからないことなので仕方がないのですが、子育てにウンウン悩んでいたころに今の心の持ち方ができていたらよかったのになぁと悔やまれますね。
結局、その当時は悩みや不安の連続で、目の前のことだけしか見えなかったんですね。
今考えればおしゃぶりじゃなくて指しゃぶりを選んだ事も、子供の自然の流れに反していなくて良かったなと思いますし、『いつか止める日がくるっしょ…』と半ば諦めて本人のままにさせて置いたのも正解だったなと。
ただ、それはあくまで今の私がナチュラルライフ系の母親だからであって、全く違う価値観をお持ちのお母さんからすれば違うやり方が正しい道になるんですね。
模索しながらその時我が子の為に一生懸命になっているお母さんの出した結論やとった方法が、間違いなく正解です。
世間で『指しゃぶりはNG』なんて言われていて心が揺れたとしても、いつまでも指しゃぶりしている子供にちょっと危機感を持ったとしても、今日まで努力して子供の為に進んでやってきたことは絶対お子さんにとってベストですので、どうぞ自信を持って下さい。
大丈夫です!
子供は必ず自分のタイミングで指しゃぶりを手放します。
以上、指しゃぶりを10年近く続けた息子をもつおばさんのお節介でした。
お読みいただきありがとうございます。
コメントを残す