しばらく前に、夜中寝静まったころに起こる『家へのいたずら』に困らされていました。
夜、電気を消してうつらうつらすると、週に一回~二回家の外からいたずらされるんです。
野球ボールを外壁に投げつけられてるような音がしたり、屋根に石ころぶん投げられたような音がしたり、酷い時はスコップかなんかで家のフェンス?か外壁を叩かれるような音がしたり。
慌てて飛び起き窓を開けるものの、時すでに遅し。
いたずら犯人の姿はもうそこにはありません。
一番ひどいいたずらはこれ↓
これ、家の玄関わきに刺さってるフェンスなんですけど… なんか無理やり引っ張られて持ち上げられたみたいな形跡がありますよね?
本来このフェンスの根元は
↑こんな風にしっかり埋まっているはずなのに…。
ものすごい力を加えて引っ張り上げられてしまいました。
お陰でフェンスはなんかゆがんでる…。
オイ、ふざけんなよ!!!
こういうちょっとしたいたずらをして、人を困らせて喜ぶような犯人を『愉快犯』と呼ぶらしいです。
先に結論からいうと、このわが家を襲った愉快犯は無事に撃退?して、今はいたずらされることはなくなりました。
今日はわが家が『迷惑な愉快犯をどうやって撃退したのか? 』その対策をご紹介します。
まずは警察に相談
愉快犯の被害に合ったらまずは警察に相談。これが一番大事です。
愉快犯のいたずらはそこまで派手ではないため、『こんなことで連絡したら警察に迷惑かな?』と思いがちです。(うちもそうだった)
が、ちょっとしたいたずらでも犯罪は犯罪なので、きちんと連絡相談するようにしましょう。
…と、警察の人にいわれました。
脅すようで申し訳ないですが、どんな犯罪も小さなことからスタートするそうです。
最初はいたずら、それがエスカレートしてストーカーや放火など大変な事件という結末を迎えることも多々あるんだとか。
どんな些細なことでも、いたずらされたらその時にすぐに警察に連絡しましょう。
わたしが警察の方から言われたことは『連絡をくれれば以後注意してパトロールをしたりできるけど、連絡をくれなければ警察はあなたが幸せに暮らしていると思ってしまう』という言葉でした。
本当ですね…。反省しました。
また、家の周りを明るくしておくことや、防犯カメラを付けること…など、すぐにできる防犯対策についても色々指南してもらいました。
教えていただいた中でできることをいくつかした結果、無事愉快犯の被害を撃退することができました。
というわけで、実際にわたし達が何をしていたずら対策をしたのかを次からご紹介します。
ダミーの防犯カメラを設置
警察の方に教えていただいたことその①は『ダミーでいいから防犯カメラを設置する』でした。
『本当は本物の防犯カメラのほうがいいけれど、防犯カメラって高いでしょ?だから、ダミーでいいから防犯カメラを設置しなさい』といわれました。
ダミーでも効果あるんですか?と尋ねたところ『無いよりはあった方が断然効果がある』とのこと。
警察との電話を切ってすぐに↓の商品を注文しました。
どちらも2000円以下で購入出来て、本体に内蔵されたLEDのライトが光るすぐれもの。
これを玄関先と家の周り二か所に設置しました。
友達にダミーカメラを設置したという話をすると、『本物そっくりなの?見分けつかない?』と聞かれたりするんですけど…
正直なところ、近くから&昼間見るとわかる人にはダミーカメラだなーとわかります。
なんたって2000円しない安物ですから…。
でも、わかんない人にはわからないし(実際近所の人に『防犯カメラ設置したの?』と聞かれたし)、ダミーでも夜間は防犯効果がぐっと上がると思います。
昼は夜に比べてダミーカメラ自体がよく見えないので、本物か偽物か判断するのが難しいと思います。
点滅するライトが夜の闇に鎮座している様子は、防犯カメラの光そのものに見えます。
例えば犯人が『これ本物か?ダミーか?』と疑ったとしても、夜の暗闇の中で時間をかけて真偽を確かめることはしないと思います。
センサーライトの設置
防犯にはセンサーライト、これは結構多くのご家庭で行われていることですね。
我が家も設置しました。
センサーライトを設置すること自体は別に難しいことでも特別なことでもないんですが、一つだけ警察の方に教えていただいたポイントを重視しながら設置しました。
『ライトが点いた時に近所の家からちゃんと見える場所に取り付ける』
これが結構重要なんじゃないかな?と。
うちの場合、ライトが点いた時に向かいの家やお隣さんから見た角度が明るくなるような位置を照らすように設置しました。
警察の方からは『いたずらをする犯人はすぐに逃走できるような状態でいたずらを仕掛けてくるはずだから、道路に面した方角を重点的にセンサーで照らせ』と教えてもらいました。
その通りに道路側に面した方角でセンサーライトを設置。
まあ、おかげで人や車が通るたびにピカピカ光って迷惑っちゃ迷惑なんですが…こればかりはしょうがないよね。
近所の人に事情を話す
警察の方曰く、じつは愉快犯やいたずらは『近所同士のトラブルが原因で起こるケースが多い』とのこと。
自分たちが気付いていないところでご近所さんの恨みを買っていたずらされていたなんてことが珍しくないみたいです。
だから、ご近所さんに『自分の家はいたずら被害に遭っていて、警察にも相談し防犯カメラも設置した』とういうことを積極的に話すのがいいんだそう。
万一話した相手がいたずら犯だった場合、防犯カメラや警察が監視しているんだという危機感を植え付けることが出来るからです。(勿論ダミーカメラだということは黙っておきましょうね。)
また、近所の人が犯人じゃなかった場合にもこれは効果的なんだとか。
ご近所さんが何か目撃した時に『そういえば昼間〇〇さんあんなこと言っていたな~』と注意してみてくれるので、犯人発見の手掛かりになります。
うちの場合ご近所さんとはトラブルもなく結構仲良く暮らしていたので、犯人は近所の人ではないだろうなあ…とも思いつつ、両隣と前後、はす向かいのご近所さんには事情を説明して回りました。
話した感じの反応で相手が犯人かどうか?を探ることもできたのでお話して良かったです。
ある人なんて防犯カメラに向かってピースしてたくらいなんで、多分彼らが犯人であるとは考えられないけどw
夜間家の周りはなるべく明るく
意外と見落としがちなのが『夜玄関灯を点灯する』ということ。
就寝時に部屋の明かりを消すと、その家全体の電気が完全に消えてしまうお家が少なくありません。
これは結構危険なんだそうで。
夜間就寝する時は必ず家の玄関灯等を点灯させておきましょう。
住宅街の明るさに比例して犯罪件数が少ないというデータもあるほどなので、明るさは犯罪防止につながります。
警察の方にも明るさが防犯につながるということは繰り返し言われました。
ご近所さんがまぶしいのでは?などと気になる方がおられるかもしれません。
実際わが家もそれが気になって躊躇しましたが、ご近所さんに『愉快犯のトラブルにあっている』という話をした時に、併せて夜間の玄関灯の点灯についても断りを入れておきました。
数件のご近所さんは『怖いからうちも玄関灯点けて寝るわ~』なんておっしゃって協力してくださったので、最近ではこの辺一帯が結構明るいです。
プラス、就寝する際もどこかしらの室内の電気を点灯しておくようにしました。
廊下やトイレ、お風呂場など、寝る時にまぶしさを感じない場所を日替わりで一カ所ずつです。
家の室内の電気が全部消えていれば、犯人はうちが寝ていると予測できてしまうので。
毎日同じ場所だと『寝る時にはいつもあそこの電気をつけているようだ』と相手も慣れてしまうかな?と思い、気休め程度でしょうが日替わりであちこち点灯する場所を変えて就寝するようにしました。
見事愉快犯を撃退 平和な日々に
以上の対策をしたところ、半年以上続いたいたずらはピッタリと起こらなくなりました。
いやー、良かった良かった。
一体あれは誰の仕業だったのか?いまだにさっぱりわかりませんが、とりあえずいたずらがなくなってホッとしています。
防犯グッズの出費自体も10000円以内で結構おつりがくる程度でしたし、今後の為にもこれくらいの対策はしておいて損はないな~と思っています。
ダミーカメラとセンサーライトの設置くらいなので、労力自体もそんなにかかっていません。
勿論わたしたちはその程度の防犯対策で撃退できたのでラッキーだったと言えばそうかもしれません。
やったこと自体はそこまで大変なことではなかったにしても、間違いなく大きな効果があったとは感じています。
むしろこんなに簡単ならもっと早くからやればよかった~。
『防犯対策をしましょう』と畏まって言われると、なんだか敷居が高いように感じられます。
でも、実際やってみると思っているよりも簡単。何なら夕飯の支度一回分よりも何倍も簡単でした(笑)
わずかなことですが、しているのとしていないのでは安心感が違います。
是非みなさんもご自宅の防犯対策、今一度しっかりと確認されてみてください。
以上、わが家の愉快犯・いたずら撃退話でした。
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